宝生能楽堂での「令縁和傳」(れいえんわでん)を観て来ました。
辰巳満次郎氏の還暦と御子息和磨氏の独立記念を兼ねた公演だそうです。
能「砧」については、その前に「能物語」による解説もありましたし、
ほんの少し予習して行ったので、帰って来ない夫を慕うあまりに死んでしまった妻の亡霊が
夫を責めるがやがて成仏して行く話ということは分かりました。
狂言「二人袴」、これは文句なく楽しい。
半能「石橋」、半能とは前半後半に分かれる演目の、後半だけを演ずる演能形式のことだそうです。
これは予備知識なしで臨んだのですが、その前の「能物語」の解説もあったので
高名な法師が中国の山奥の、千尋の谷にかかる石橋を渡ろうとするという所までは分かったのです。
その後現れた赤獅子、白獅子が恐ろしい形相で舞台を所狭しと乱舞する姿を見て
てっきり、狂暴な自然への畏怖、或いは人間の邪悪性を表しているのかと思ってしまいました。
終演後にパンフレットを読んだら、霊獣獅子は文殊菩薩の使いであって、大変めでたい演目なのですって。
知らないということは恐ろしい。
辰巳満次郎氏の還暦と御子息和磨氏の独立記念を兼ねた公演だそうです。
能「砧」については、その前に「能物語」による解説もありましたし、
ほんの少し予習して行ったので、帰って来ない夫を慕うあまりに死んでしまった妻の亡霊が
夫を責めるがやがて成仏して行く話ということは分かりました。
狂言「二人袴」、これは文句なく楽しい。
半能「石橋」、半能とは前半後半に分かれる演目の、後半だけを演ずる演能形式のことだそうです。
これは予備知識なしで臨んだのですが、その前の「能物語」の解説もあったので
高名な法師が中国の山奥の、千尋の谷にかかる石橋を渡ろうとするという所までは分かったのです。
その後現れた赤獅子、白獅子が恐ろしい形相で舞台を所狭しと乱舞する姿を見て
てっきり、狂暴な自然への畏怖、或いは人間の邪悪性を表しているのかと思ってしまいました。
終演後にパンフレットを読んだら、霊獣獅子は文殊菩薩の使いであって、大変めでたい演目なのですって。
知らないということは恐ろしい。
能公演の前に、お茶の水の山の上ホテルで叔母・義妹とランチを。
昨日リニューアル・オープンしたばかりの、文人の宿として知られるこじんまりしたホテル。
中華「北京」と場所が入れ替わったという老舗フレンチの「ラヴィ」、
メニューもお値段もグレードアップしていて、贅沢な味を堪能しました。
この写真はワゴンのデザート。
好きなものを好きなだけ食べられるというのに、小食の自分が恨めしい。
紬の小紋にお太鼓結び、なんとか着られました。