メキシコシティの郊外にある国立自治大学はラテンアメリカ最大規模の大学であり、
沢山の建築家や芸術家によりキャンパスが建設されたのだそうです。
そしてアステカ文明やメキシコの歴史を描いた巨大な壁画があり、世界遺産となっています。。
沢山の建築家や芸術家によりキャンパスが建設されたのだそうです。
そしてアステカ文明やメキシコの歴史を描いた巨大な壁画があり、世界遺産となっています。。
中央図書館に描かれたフアン・オゴルマン作の巨大壁画は
なんと大きな建物の四面に描かれており、世界最大の壁画と言われているのだそうです。
ここにはメキシコ・オリンピックのスタジアムもあり、そこにはシケイロスの立体壁画が。
そのオリンピックの直前に、この大学で5万人もの学生の抗議デモが行われ、
その後トラテロルコ事件が起きたということを、今回初めて知りました。
デモに加わった学生が政府によって殺害され、その数は300人とも400人とも言われているのだそうです。
政府が発表しなかったので、ハッキリした数は未だ分からないのだと。
「私たちはオリンピックを望んでいない、革命を望んでいる!」と訴える学生たちを殺害し、
その10日後には、何事もなかったようにオリンピックは開かれたのですって。
そんな過去があったなんて。
広大なキャンパスには緑の芝生が広がり、赤いブーゲンビリアが咲き誇っていました。
この巨大壁画が描かれた図書館は、その蔵書数でも世界に誇るものらしいのですが
そこのトイレをお借りして、また驚きました。
数個ある個室の鍵はほぼ壊れ、便座はなくなっている。
街なかやドライブインのトイレではもう当たり前、驚きもしませんが
メキシコにおけるエリート養成機関の役割を担っているという、ここもそうであったとは。