ユカタン半島の北部、ラス・コロラダスにあるピンク・ラグーンは今、
インスタ映えがするということで大人気なのだそうです。
ここは塩を取るための塩田なのですが、植物プランクトンの作用でこんな
ピンク色になるのですって。
季節、天気、塩を作る作業のタイミングによって、微妙に色が違うらしい。
この時は特に濃いピンク色ではないが、まあまあピンクであったということです。
そしてセノーテ・イキルへ。
セノーテとは、ユカタン半島の石灰岩地帯に見られる陥没穴に地下水が溜まった
天然の泉のことで、マヤ語で「聖なる泉」という意味らしい。
ユカタン半島には数千のセノーテがあるとされています。
セノーテ・イキルは水深40mあり、飛び込みもシュノーケリングもできます。
水着とライフジャケットを付けて、希望すれば飛び込むことができたのですが…
面白そうなことは大抵チャレンジする私ですが、今回は遠慮しました。
水着とライフジャケットを付けて、希望すれば飛び込むことができたのですが…
面白そうなことは大抵チャレンジする私ですが、今回は遠慮しました。
ものの本によると、セノーテはマヤの時代には地下世界への神秘的な入り口とされ、水底に雨の神チャックが棲んでいると信じられて、陶磁器や宝飾品、そして多くの人間が生贄として捧げられてきたというのです。
近くのグラン・セノーテでは、今のところ127体の遺体が見つかっていて、その79%が3~11歳の子供の遺体であったと。
セノーテによっては数年に一人、上がって来られた子どもがいたそうで、生き延びた子どもは讃えられ、その後の一生の生活を約束されたらしい。
逆に言えば、放り込まれた人の殆どが、そこで息絶えていたのですね。
ということが容易に納得できるほどに、セノーテは暗く深く、地獄の入口のようなのです。
大昔のこととはいえ、そんなにも生贄が放り込まれたセノーテに飛び込む気には、とてもなれなかったのでした。