Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

妖精の住み家

2024年01月09日 | 社会

以前行った、鍋島松濤公園の中のトイレの写真です。
映画「パーフェクトディズ」の中で、小さな男の子が泣いていたトイレです。
これは隈研吾の設計、「集落のようなトイレの村」をイメージしているのですって。
森の妖精の住み家のような、杉板が寄せ集められてできた、なんとも楽しいトイレです。



外側は素朴ですが、内部はこんな感じで実に近代的。
あちこち海外旅行してきた中で、例えばインドやメキシコやロシアのトイレが酷いのには驚きませんが(それでも想像の遥か上を行ったものも多々)、イタリアやフランスのトイレにも言葉を失くすことしょっちゅうでした。
有料であっても(基本公衆トイレは有料)、鍵が壊れている、便座がない、ペーパーがないことなんて当たり前。
それに比べたらもう天国としか思えない、「THE TOKYO TOILET プロジェクト」のトイレです。



「パーフェクトディズ」繋がりでもう一つだけ。
平山が寝起きする部屋には一組の布団(昼間はきちんと畳まれている)、文庫本、小さな緑の鉢しかなくて、究極のミニマリストであると思っていたのです。
ところが年若い姪が押しかけてきて、彼はその部屋で姪を寝かせ、自分は階下の物置で寝るのですが、そこには雑多な物が溢れていたということを友人から指摘されました。
ゴルフバッグもあったのではないかと。
あの浮世離れした暮らしをしている平山にも、かつてはまるで違った人生があったのだと、今更ながら思い至りました。


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8 コメント

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Unknown (tona)
2024-01-09 10:47:11
わー、これが隈研吾さんトイレなのですね。
拝見しただけで安藤氏のより好きになってしまいました。
外は永派に出てくるようで、中との対比が著しいです。また、中が広いし、きれい。
あちらはその反対でした。
ミニマリストのような部屋、整理したら一部屋出来ました。とても気持ちが良いです。
2階ですがあと2部屋も家具の中が空き空きになり、1階への移動の生活に。ただし狭いので殆ど家具なしです。
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Unknown (ぺん)
2024-01-09 19:19:40
私は海外には新婚旅行でしか行ったことがないので、海外のトイレ事情ってわからないんですが、きっと日本の公衆トイレって群を抜いてきれいなんでしょうね。
今はどこのトイレもきれいになっているかもしれないんですが、息子が小さい時に大叔母の住んでいる福知山に電車で行ったときに、いわゆる「ボットントイレ」で息子がこんなトイレじゃできないと泣いた事を思い出します。
ただ、実は今住んでいるところは、引っ越してきた時はうちの町だけは違ったんですが、周りは簡易式の水洗トイレで汲み取りだったんです。
ちゃんと水洗になったのは、結構近年でいまだに数件「そうではない家」があります。

トイレをきれいに・・・神様がいるから。
私も年末は大掃除をしないと言いながらトイレ掃除だけは念を入れて頑張りました。

今年もよろしくお願いします!
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tonaさま (zooey)
2024-01-09 23:25:25
そう、こちらは松濤の住宅地の中、
かつての文化村の奥の方にあります。
文化村が無くなってしまった今、私ももう行くこともないと思いますが
若い頃から好きな公園でした。

随分と整理なさったのですね。
tonaさんの読書日記、「ユリシーズ」と「失われた時を求めて」は私も挫折しました。
後者は、マドレーヌを紅茶に浸して食べたというシーンしか覚えていません。
後に述べられた世界文学作品は、私も好きでした。
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ぺんさま (zooey)
2024-01-09 23:30:50
日本のトイレの綺麗さは突出していますよ。
海外のトイレの酷さについてはもう、語り出したら止まらないのですが…
例えばロシアのトイレはこんな感じです。
https://blog.goo.ne.jp/franny0330/e/515c230f06d3c8deb2bd216909f08136

日本でも地方に行くと、まだまだそういう所があるのでしょうね。
我家の息子たちも和式自体使えないのに
ボットンだったらもう逃げだすと思います。

はい、こちらこそよろしくお願いします。
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中国のことで (matsubara)
2024-01-10 08:25:51
確かに海外旅行を経験した人は誰でも日本のトイレの
清潔さを称賛しますね。

私の場合最初の海外旅行は平成二年の中国でしたから
中国のトイレの不潔さには驚嘆してほかの国は
またか、という感じであまり驚かなかったです。

これまで日本への情報は中国の孔子とか良いことだけ
伝わっていたのですが、頤和園などの公園にある建物も
不気味さだけでした。聞いていたことと実際とは
あまりにも隔たりがあり、これにも驚きました。
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Unknown (nana)
2024-01-10 18:47:58
パーフェクトデイズ、いい映画でした。
公衆トイレを細かい所まで丁寧に掃除していましたね。
どんな人生を生きてきたのかしら。

ケニアのトイレはきれいでした。
道沿いのガソリンスタンド等でも何度かお借りしましたが、
掃除が行き届いていて、気持ちよく使えました。
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matsubaraさま (zooey)
2024-01-10 22:33:17
日本のトイレは素晴らしいですよね。
私は中国は、2014年に上海に行っただけですから
随分マシになっていたのでしょう。
でも、「ワイルド・スワン」や「毛沢東の私生活」など以前読んで
いかに都合のよいことしか言わない国だということは多少分かっていたので
これは観光用だろうなあなどと、斜めに見ていました。
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nanaさま (zooey)
2024-01-10 22:37:11
あの階下の物置に雑多な物が溢れていたとは
観た時には気が付きませんでした。
今更ながらジム・ヴェンダース監督のインタビュー動画を見ましたが
それによると、平山はかつては裕福な、成功したビジネスマンだったという設定のようです。

ケニアの綺麗なトイレは、富裕層や観光客用だったのではないでしょうか?
ケニアの水道普及率は50%を切っているようです…
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