小学生の学習会3回目。
いろいろな形のコップを持ち出す。
その一つ、小ぶりのワイングラスに半分ぐらい水を入れる。
全部のコップに、これと同じだけの水を入れるにはどうする?
「メジャーカップで測る」
その通り!
でも、メジャーカップがない時は?
子どもたちは、あれこれ言うが、多くは私には意味不明。
「おもさを測る」という案が出たので、秤を持ってきたけれど
そのあとが続かない。
そのうちに小学校2年生のSちゃんが「ペンを使っていい?」というので
マジックインクを渡す。
それを見ていたママが、「ダメダメ、コップに書いちゃ。何かを貼れば?」
というので、付箋紙を貼ることに。
書いてもいいけど。
ガラスコップなら、こすれば消えるし。
それでSちゃんがどうしたかというと
まず、ワイングラスから円筒型のコップに水を移す。
そして、水の高さに付箋紙を貼る。
その水を、他のコップに入れる。
付箋紙を貼ったコップに、新しい水を入れる。
それを水の入っていないコップに入れる。
こうして、どのコップにも水が入った。
パチパチパチ
じゃあ、測ってみよう。
メジャーカップを取り出す(「あるんかい!」との突込みは入らず)
それぞれ一つのコップを担当。
同じ体積であることを確認。
小学校では体積という言葉を使わないので、「おなじかさだったね」
というと「かさって何?」の質問。
それはね、空間をどれだけ占領しているかってこと。
ここにもそこにもどこにでも空気があるんだけれど、その空気をそのものがどれだけ押しのけているかっていうその量。
「わからない~!」
ああ、わからないよね。なんて説明すればよいのか。
これは私の宿題。
わからないなら、かさなんて言葉を使わず、最初から体積で良いんじゃないの?
かさという言葉を使うと分かりやすくなるというものではないらしい。
Sちゃん、なぜこのコップに付箋紙を貼ったの?
元のコップじゃだめだった?
「だって、このほうが貼りやすいもの」
なるほど、ワイングラスじゃ、貼りにくかったんだ。
つぎは、卵のかさを測ることに。それぞれ予想する。
コップに入っていた水の量は70mLだった。
これより多いかな?少ないかな?
まずは予想。
ママたちも含めて、7人の予想は50mLから130mLまで。
さあ、こんどはどうして測ろう。
「卵をつぶしてメジャーカップで測る」
なるほど~!
卵がグチャグチャニつぶされる。
メジャーカップで測ると70mL。
でも、これじゃ卵がつかえないやんか。
ほぼ同じ大きさの卵であれこれやってみた結果、卵をメジャーカップに入れて、卵がつかるぐらい水を入れて、かさを測る。
そして卵を取り出して、かさを測る。
おお!と私は思うけれど
「それで足し算?引き算?」という質問が出て驚く。
これで引くのか足すのか分からないって、どういうこと?
恐るべし!小学生!
それでもなんとか70mLとなる。
私たちは卵大50g50mLと習った気がする。
最近の卵は大きい。
Aちゃんから「お風呂に入るとかさが増える」という話が飛び出し
かさのイメージはできてきたのかな?
次はなすび。
また、かさを予想。
メジャーカップに入らない。どうする?
なかなかアイデアが出ない。
ママがしびれをきらして、これ!とミキサーのカップを持ってくる。
ボールの中央にカップを立てて、カップに水を一杯注ぐ。
そこになすびを沈めて、ボールにあふれた水をメジャーカップで測る。
170mL。ふうみん、ぴったり賞!
じゃあ、ついで。
このなすびの重さは?
また、予想。
100gから200gまで。
なすびは浮いていたから、170gより重いことはないはずだが…。
ほぼ水でできているから160gぐらいかと思ったら、140gだった。
ふうみん、はずれ! Kちゃん、正解!
案外、スカスカなんだ。
ここでおやつ休憩。
「今日は図工は?」
「図工がしたい」
と言われたけれど、用意してなかった。また今度。
あとは、それぞれが持ってきた宿題をした。
TちゃんとKちゃんは、今日は学校行事があって来ないと言っていたのだけれど
「絶対行きたい。楽しいから」と言って行事が終わってすぐに来たそうな!
たった月に一度だけれど、楽しいと思ってもらえるなら良いかな?
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