日曜日の夜ともなれば、乗客もまばらである。終点の二つ手前のバス停で、最後の一人となっていた黒いウインドブレーカー姿の女子高生が降りたのだが、その時「ショウリンカイカンって何処にありますか?」と尋ねられた。私は「少林会館?」と聞き直すと同時に「さすがに個人の道場なんて地図には出てないだろうなぁ…」と思ってしまい、「ごめんね、ちょっと分からないんですよ」と答えてしまった。発車してからも「少林寺拳法の道場かぁ… 何処かで看板を見たような気がするけどなぁ…」と考えながら、バスを終点まで走らせた。そこでは次の発車まで数分間あったので、「まさかとは思うが…」と地図を開いてみた。すると“松林公民館(仮名)”という建物が出ていたのである。そのあたりは松林という名の地域だったのだ。あぁ~、そういうことか…。。。ウインドブレーカー→体育会系→ショウリン→少林寺拳法と、勝手に連想してしまった私が悪かった… ごめんねぇ…
某地域巡回バスにおいては、正直なところ“危険と隣り合わせの作業である”と思っている。それは主に二つの理由による。一つは、時間に余裕がないことに加えて、狭い道をゴチャゴチャと走り続けるので、乗車人数を書き込んでいる暇がない。だから、バスを走らせながら頭の中で「え~っと… A停で3人、B停で5人、C停で… ん? 何人だったっけ!?」と考え事をしているのである。もう一つは、ようやく広い道路に出て、赤信号で止まって、人数を書き込んでいる時に… ちょっと油断すると、バスが前進してしまうのである。“このバス(オートマチック車)はエンジンがパワフルだから…”という話があるのだが、実際、それで追突した運転士がいる。だから、私は“止まったらニュートラル”を心掛けている。が、上り坂では逆に危険… でも、緩やかな上り坂ではそうとも言えず…。。。
某大手ショッピングセンターにおいては、キチンと数えている運転士もいるようだが、私は大雑把である。私だって最初はキチンと数えていたのだが… 「小学生は一人で良いのか?」「路線バスであれば半額対象だから二人で一人と数えるのかも…」「ならば未就学児は数えなくても良いのか?」「それはおかしい… やっぱり未就学児でも一人は一人だろう」「ということは、乗車した“生命体の数”と考えれば良いのだな?」「すると、妊婦さんはどうするのか… 二人と考えるのか? 双子の可能性もあるし…」「あぁ~! 面倒くさい!! ザッとでいいわ。ザッとで!!!」となりました。最初は「28人」「54人」「47人」などとキッチリ書いていたけれど、今はパッと車内ミラーを見て「30人」「55人」「50人」てな感じです。しかし、たまにパッと見て「45人」と書いて、降車時にパッと見たら… たまたま前の方に人が集まっていただけで、後ろがガラガラ… 実際には30人も乗っていたかどうか… なんてこともありますね。まぁ、このシャトルバスの場合は、「多い」か「少ない」かの二通りでいいと思いますけどね。ハハハ…