バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ごめんねぇ…

2008年12月21日 23時59分18秒 | バス運転士

日曜日の夜ともなれば、乗客もまばらである。終点の二つ手前のバス停で、最後の一人となっていた黒いウインドブレーカー姿の女子高生が降りたのだが、その時「ショウリンカイカンって何処にありますか?」と尋ねられた。私は「少林会館?」と聞き直すと同時に「さすがに個人の道場なんて地図には出てないだろうなぁ…」と思ってしまい、「ごめんね、ちょっと分からないんですよ」と答えてしまった。発車してからも「少林寺拳法の道場かぁ… 何処かで看板を見たような気がするけどなぁ…」と考えながら、バスを終点まで走らせた。そこでは次の発車まで数分間あったので、「まさかとは思うが…」と地図を開いてみた。すると“松林公民館(仮名)”という建物が出ていたのである。そのあたりは松林という名の地域だったのだ。あぁ~、そういうことか…。。。ウインドブレーカー→体育会系→ショウリン→少林寺拳法と、勝手に連想してしまった私が悪かった… ごめんねぇ…


乗車人数調査

2008年12月21日 10時10分20秒 | バス運転士
某地域巡回バスや某大手ショッピングセンター等々… 「どこから何人の乗車があったのか?」という乗車人数調査をやっている。この調査がいつどこでどのように生かされているのかはまったく不明であるが、とりあえず「やれ」と言われているのでやっている。

某地域巡回バスにおいては、正直なところ“危険と隣り合わせの作業である”と思っている。それは主に二つの理由による。一つは、時間に余裕がないことに加えて、狭い道をゴチャゴチャと走り続けるので、乗車人数を書き込んでいる暇がない。だから、バスを走らせながら頭の中で「え~っと… A停で3人、B停で5人、C停で… ん? 何人だったっけ!?」と考え事をしているのである。もう一つは、ようやく広い道路に出て、赤信号で止まって、人数を書き込んでいる時に… ちょっと油断すると、バスが前進してしまうのである。“このバス(オートマチック車)はエンジンがパワフルだから…”という話があるのだが、実際、それで追突した運転士がいる。だから、私は“止まったらニュートラル”を心掛けている。が、上り坂では逆に危険… でも、緩やかな上り坂ではそうとも言えず…。。。

某大手ショッピングセンターにおいては、キチンと数えている運転士もいるようだが、私は大雑把である。私だって最初はキチンと数えていたのだが… 「小学生は一人で良いのか?」「路線バスであれば半額対象だから二人で一人と数えるのかも…」「ならば未就学児は数えなくても良いのか?」「それはおかしい… やっぱり未就学児でも一人は一人だろう」「ということは、乗車した“生命体の数”と考えれば良いのだな?」「すると、妊婦さんはどうするのか… 二人と考えるのか? 双子の可能性もあるし…」「あぁ~! 面倒くさい!! ザッとでいいわ。ザッとで!!!」となりました。最初は「28人」「54人」「47人」などとキッチリ書いていたけれど、今はパッと車内ミラーを見て「30人」「55人」「50人」てな感じです。しかし、たまにパッと見て「45人」と書いて、降車時にパッと見たら… たまたま前の方に人が集まっていただけで、後ろがガラガラ… 実際には30人も乗っていたかどうか… なんてこともありますね。まぁ、このシャトルバスの場合は、「多い」か「少ない」かの二通りでいいと思いますけどね。ハハハ…