バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

喋る! 鳴る! 光る!

2020年11月22日 21時43分05秒 | 仕分け作業(夜勤)
一昨日の夜、いつものように出勤して休憩室へ行き、新型ウィルス対策としてパーテーションで仕切られた“お一人様”の席に着いて無料自販機のコーヒーを… と、その時! 誰もいないはずの背後から「空気が正常に保たれています。これからも頑張ります」という機械的な台詞が聞こえたので驚いた。そう、空気清浄機が喋ったのだ。さらに、退勤する前にも同じ席でコーヒーを飲んでいたら、そいつが「保湿用の水がなくなりました。給水して下さい」と喋ったのである。

「これも何かの縁だな」と思った私は、貼られているシールの指示通りパコッと蓋を開けてタンクを取り出し給水完了… 「お喋りが好きみたいだから、お礼くらい言うだろう」と期待したのだが、なぜか沈黙… 「なんだ、何も言わないのかぁ~」と諦めていたら、しばらくして“体内”に水が行き渡ったのか「給水ありがとう」と喋ったのである。そこで職場仲間から「松井さん、買ったら? 独り言の相手が欲しいでしょ?」と言われたのだが、機械を相手に喋る気にはなれない私であった…(ウソつけ! テレビに突っ込みを入れてるのは何処のどいつだ?)

先日、“トラックから降ろされた空の運搬車などを受け取って整理整頓するポジション”で作業をしていた時、突然「ピンポ~ン!」とバスの降車ブザーのような音が聞こえたので「なんじゃ?」と思っていたら、一緒に作業していた男性が「このドアにチャイムが付いてるんだね」と言ったので驚いた。今、多くの荷物を積んで来たり積んで行ったりするトラックや各家庭へ荷物を届ける軽自動車などが停車する場所と、我々が仕分け作業をしている場所との境界にビニールカーテン(無色透明の膜)を張る工事が進められているのだが… 完成した後はトラックの荷台が接続する部分のカーテンを下ろし、ドアにも鍵を掛けておくつもりなのだろう。が、多分… 最初だけだろうな。ハハハ…

「ドアチャイムが付いている」と聞いたらやってみたくなるのが人間というもので… 私は、まだカーテンが開きっ放しになっている荷台接続部から腕を伸ばして“♪マークの付いたボタン”を押してみた。すると「ピンポ~ン!」とチャイムが鳴り、作業場側の高さ3mほどの位置に取り付けられている“丸くて白いランプ”がピカピカと点滅したのだった。「なるほど、音だけじゃなくて光でもお知らせしてくれるんだぁ~」と感心していたら、20mほど離れた位置でプチミーティングをしていた二人の正社員から「松井さ~ん! 遊んでちゃ駄目だよ~」と注意されたので、私は「何を言ってるんですかぁ~ 設置されているモノを確認してるだけですよぉ~」と答えたのだった…(そんなんだから「松井さんは、あー言えばこー言うから~」って言われるんだよ!)