バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

万爆回避と以心伝心

2017年12月26日 15時17分08秒 | バス運転士
あるバス停で乗った兄ちゃんAが「万札しかないっす!」と言いながら運賃箱へ一万円札を挿入しようとしたので、その前の運行で綺麗なお姉さんの“万爆”を食らって“カバンの両替金(千円札10枚)”を使い果たしていた私は、一瞬「乗車拒否してやろうか?」と思った。(駄目駄目! 無理無理!)

しかし、すぐに「しょうがねぇなぁ~」と思い直し(当たり前じゃ!)、自分の財布から千円札10枚を取り出そう… と、その時! もう一人の兄ちゃんBが「俺、500円玉あるよ」と言って二人分を払ってくれたので、私は「ひょっとして顔に出てた?」と思いながら、兄ちゃんBに「ありがとうございます」と御礼を言ったのだった。 

また、あるバス停で推定50代の夫婦が乗り、男性が運賃箱へ硬貨を「カランコロン!」と投入… 女性は迷うことなく運賃箱を素通り… 「二人分の420円にしては音があっさりしていたような気がするなぁ~」と思っていたら… 案の定、運賃箱の画面には210円… 否、200円と表示されてエラー音が鳴った。

そこで「すいませ~ん」と声を掛けたところ… 振り向いた男性が「なんだ、おまえ払ってないのか?」と女性に言ったので、私は「あのぉ… 210円なんですけどぉ…」と男性に伝えた。すると、男性は「あぁ…」と言いながら戻ってきて10円だけ投入… サッサと車内後方へ行ってしまった。

私が「女性の分は払わないの? それじゃ、女性にも請求しなきゃ!」と思っていたら… 一度は運賃箱を素通りした女性が、全く戸惑うことなくICカードをタッチさせて210円を払ったので驚いた。やはり… 何十年も連れ添うと、以心伝心も可能になるのかなぁ~(オマエにあるのは“邪心・慢心”だもんな。ハハハ…)


昨日はあっちこっちで渋滞が…

2017年12月25日 21時13分49秒 | バス運転士
昨日(クリスマスイヴ)の私は午後1時頃から9時頃までの勤務だった。始業点呼の時に「あちらこちらで渋滞が発生していますので、遅れの案内を忘れずにお願いします」と言われたので、「よぉ~し! 渋滞を嫌だと思うと本当にツラくなるので、何分くらい遅れるのか楽しみながら行ってみよう!」と心の準備をしてから出撃した。

で、実際のところ… 「市内中心部へ行くのに20分遅れた!」とか「某総合駅へ行く路線の一つは、某大手ショッピングモールへ行くマイカーの渋滞が酷くて、某総合駅の発車が10分遅れた!」とか「それとは別の某総合駅路線(片側一車線)の途中にある某スーパーへ、両方向から右左折で出入りしようとするマイカーによる渋滞が酷い!」とか… どえりゃ~ 大変だった…

らしい。というのも、私も某スーパーの前を通る某総合駅路線を走っていたのだが… たまたまなのか何なのか… 私が某総合駅へ行く時は、対向車線の某運動場方面が渋滞… 私が某運動場へ戻る時は、某総合駅方面が渋滞… 所々で時間調整停車をしなければならないほど余裕の運行となっていたのである。う~む… 私の場合、何事に関しても「来るなら来い!」と思うと来ないようだ。

さて、そんな渋滞とは無縁の自転車に関する話… ある運転士さんが「今日、来春に引退する古いタイプのバスなんですけど… 自転車に乗ったストーカーにつきまとわれました」と言っていた。まずは営業所前ターミナルを発車した時に写真を撮られ… 某運動場に到着した時に撮られ… 某総合駅へ向かう途中の大きな交差点で撮られ… 終点の某総合駅でも撮られたらしい。う~む… その根性を見習って… 私も綺麗なお姉さんの後を…(こらこら! 完全なストーカーじゃねぇか!)

“誓約書”のその後

2017年12月24日 21時45分21秒 | バス運転士
ちょっと前に話題となった“誓約書”は… 「どうせ“準ちゃん”の仕業だろう」という大方の推測と異なっていて、実は“特上司”が作ったものだったらしい。へぇ~ 営業所のトップが、そんな秘宝… 否、違法書類を作成するとは驚きである。以前、上の方の人が「日本一のバス会社を目指す」と言っていたのは「日本一のブラックバス会社(釣り用品の会社みたいだが…)を目指す」ということだったのかぁ~! それならば、納得である。ハハハ…

我々運転士は、上の方から「人間、誰にでも間違いはある。運行ミスなどをやってしまった場合は、すぐに営業所へ連絡せよ」と言われているので… てっきり私は「特上司が自分のやらかした“誓約書の作成・強要”というミスについて、運転士ミーティングで皆に謝罪するだろう」と思っていたのだが… そんな淡い期待は見事に裏切られてしまった。しかも、複数の運転士が書かされた誓約書は全て破棄され、何事もなかったかのように時が流れているのだ。

ふ~ん… なるほどねぇ… 運転士が連絡しなかった運行ミスなどが、後になって“善意の第三者?”からの電話で発覚すると、「なぜ、その場で連絡しないんだ! ミスは仕方がないけれど、未報告は許さん!」と言われるんだけどなぁ~ ちょっとでも上の立場になると「俺は何をやっても許されるんだ」と思ってしまうのかなぁ~ 何度でも書くけれど、弊社の場合は「運転士よりも先に、中間管理職の教育をするべき!」である。そうしないと、今後も良い人材は育たず… 昔からの“悪い風習”だけが引き継がれ、ただ“カビ臭い”だけの会社になってしま… 否、すでになっている!?

先日の試験なんて、その象徴である。昔は「ゴマすり、御歳暮、ゴルフ送迎など」で特上司や本丸の人に上手く取り入った人間が合格(昇級)していたらしいのだが、今は「試験の点数だけ」で合格者(昇級者)が決まっている… というのは真っ赤なウソで、「試験の点数なんて、ほとんど無関係… 特上司などの推薦がなければ、絶対に合格させてもらえない。昔に逆戻りしている」らしいのだ。そうかぁ~ やっぱり茶番… 昇級試験なんて欠席して正解だったな。こうなったら来年も再来年も… 定年退職するまで欠席だぜぃ! ハハハ…

私は、営業所内をキョロキョロと見回すタイプではないけれど… それでも、様々なことを見たり聞いたりしてしまうわけで… その度に「入社してからの年数が浅くて若い運転士さんたちは… そう何年も経たない内に委託元を受験するか… 全く違う業種へ転職するんだろうなぁ~」と思ってしまう。もう、いい加減… 上の方の人間は改心して… 組合だの野球部だの… お気に入りだの何だの… 自分の保身や居心地だけでなく、会社全体のことを考えてもらいたい。昔は、運転士も収入が増えていたから「ま、いっか」と思ったのかもしれないけれど、今は違うからねぇ…

正直なところ、これまで何人もの特上司と遭遇してきたのだが… 「この人は尊敬できる」と思ったことは一度もない。第一印象で「いいかも」と思ったことは何度かあったけれど、××なのか△△なのか… すぐにシッポを出すので「なんだ。今までと同じか」とガッカリさせられるのである。そして、その度に… 昔、ある先輩運転士さんから聞いた「一人だけ、尊敬できる特上司(私の知らない人)がいたんだけど… 結局は“特上司止まり”で、それ以上にはなれなかった。やっぱり、上の方に対して何でも“はい、はい”と言う人間じゃないと、上の方(会社を動かせる立場)にはなれないみたいだから…」という話を思い出すのであった…


私の左膝と右腕

2017年12月23日 22時33分47秒 | いろいろ
テニススクールで“左膝”を擦りむいてから一週間が経過して、シャワーを浴びても痛くなくなっていたのだが… 昨日の朝、バスの点検時に何気なくしゃがんだところ… 左膝に「パリッ」という“何かが裂けた”ような感覚&痛みが走った。

そのままA駅経由B駅行きを走り、終点で忘れ物チェックをしようと席を立った時… 左膝辺りに妙な感触を覚えたので、「まさか!?」と思いながらズボンと股引を一緒につまんで引っ張ってみたところ… 案の定、左膝と股引が結合していたのである。

「どうせ帰ったら股引を脱ぐんだし… 傷口を見ないまま、今の勢いで…」と思った私は「ベリベリベリッ」と引っ張り続け、左膝と股引の分離に成功したのだった。が、その後が… ヒリヒリ… スリスリ… チクチク… 左膝の痛みと戦いながらの乗務となってしまった。

実は、それよりも… 先月中旬、テニススクールのレッスン中に激痛が走った“右腕の古傷”の方が重傷で… その時は、コーチに悟られないように歯を食いしばってレッスンを続けたのだが、「こんな打ち方をしていたら、フォームがおかしくなるから止めた方がいいなぁ~」と思った。

そこで、予定していた2コマ目をキャンセルして帰ろうと思ったのだが… 顔見知りのお母さんたちに「えぇ~!?」「帰っちゃうのぉ~?」「どうせ暇でしょ~!」と言われ… トドメに「ねぇ、三人しかいない(ダブルスの試合形式練習ができない)んだからさぁ~」と言われた私は、「それじゃ、やりますかぁ~」と言ってしまったのだった。(相変わらず女性に弱い奴だなぁ~ ハハハ…)

その日から、薬局で買った湿布を貼り続けて徐々に良くなっているのだが… まだ、サーブやスマッシュなどの“腕を上から降り下ろす動作”に不安が… それなのに! なぜか、寝ている間に“右腕を頭の上に伸ばした格好”をしていて… その痛みで目が覚めて… 右腕を布団の中に入れて寝て… また右腕が頭の上に… また目が覚めて… また寝て… それを、昨夜から今朝にかけて何度か繰り返していたのである。

その時に“どんな夢を見ていたのか”覚えていないのだが… やはり、テニスをやっている夢だろうか?(スクールではテニスよりもおしゃべり重視なんだろ?) それとも、授業中に手を挙げている夢なのか?(授業中に手を挙げたことは一度もないくせに!) あるいは、自由の女神になった夢だったりして!?(女神になるって… やっぱりオマエはアッチ系なのか!? ハハハ…)

あんたじゃな~い!

2017年12月22日 18時42分29秒 | バス運転士
先日、片側一車線の道路を☆☆駅へ向かっていた時のこと… 前方交差点の信号は赤、対向車線の先頭で他系統バスが信号待ち、交差点の手前10mくらいの対向車線側には一台のマイカーが止まっていた… ということで、私は交差点の30mくらい手前で止まった。

間もなく信号が青に変わり、他系統バスが発進… 私は「どうぞぉ~」とパッシング… 他系統バスが右ウインカーを出してマイカーを追い越… と、その時! なぜかマイカーがゆっくりと前進… 私が「あんたじゃな~い! バスが通れなくなっちゃうよ~」と心の中で叫ぶと、マイカーは止まったのだった…

また、片側一車線の道路を某駅へ向かっていた時のこと… 200mほど前方から迫り来る対向バスを発見… その前には一台の“お年寄り向け施設の専用車”が走っていた。70~80mまで接近したところで、対向バスの前の専用車がハザードランプを点滅させ、道路の左端に止まった。

そこで私は対向バスに「どうぞぉ~」とパッシング… 対向バスが右ウインカーを出して専用車を追い越… と、その時! なぜか専用車がハザードランプを点滅させたまま急発進! しかも、対向バスの前を横切って右折、脇道へ入って行ったのだった… 私は「あんたじゃな~い!」と叫ぶ暇もなく… ビックリして止まった対向バスは呆然… あぁ~ おっかね!