【保身する政治家・官僚】
メールマガが眼をひく。タイトルが「逆襲する政治家・官僚」。歪な欧米流
金融主義のグローバリズム→地球上を一つの共同体とみなし、世界の一体化
を進める思想。多国籍企業が国境を越えて地球規模で経済活動を展開する行
為や、自由貿易および市場主義経済を全地球上に拡大させる思想などを表す。
地球主義・全球主義・多極主義・新植民地主義-で傷ついた経済社会を是正
や抑圧された若者達が蜂起したジャスミン革命の拡大、地球規模の異常気象
とその動乱の兆しを危機としてとらえた政治家や官僚たちが、脳天気な自由
市場主義者(投資家・起業家など)を抑圧するという恐怖を感じているとい
う。なるほどそうなんだと思いつつも、過剰にならず冷静な判断が肝要だ。
その1つの事例に北電泊原発の再開にみられるという。毎日新聞の「政府は、
定期検査中の原発の再稼働には、安全評価(ストレステスト)の1次評価を
義務づけている。一方、稼働中の原発は2次評価の対象となる。泊原発3号
機は定期検査中でありながらフル稼働していた。電力供給の面では営業運転
と変わらず、判断が難しい面はあった。しかし、本質的な問題は、いずれの
評価の対象とするかではない。東京電力福島第1原発の重大事故を踏まえ、
現段階でできる最善のリスク評価をし、地域住民や国民に説明する。それを
踏まえた上で、営業運転に移行するのかどうか判断する。これが、電力会社
や国に課せられた義務だ。にもかかわらず、再開の手続きをめぐる混乱から
はリスク評価を踏まえて決めようとする意思が伝わってこなかった。安全性
の議論を置き去りにして、国も地元自治体も、政治的やりとりに終始した印
象が強い」(2011.8.18)という主張にあるように 政治家や官僚達が‘易き
につくその行動’に現れているとメールで指摘する。
そういえば、高橋はるみ(1954年1月6日- )は、元官僚だったねと、ネット
検索すると「北海道知事(2003年4月23日-)。旧姓新田。富山県富山市出身。
2003年、自民党の支援を受けて北海道知事に立候補して当選した。富山県立
富山中部高等学校、一橋大学経済学部卒業。祖父は富山県知事を2期8年務め
た高辻武邦。父は日本海ガス社長・インテック創業者新田嗣治朗。弟に日本
海ガス社長・元日本青年会議所会頭の新田八朗。元経済産業省北海道経済産
業局長」とある。自民党×経産官僚の体質で、時代を切り開く政治家・官僚
でないのかと腑に落とすものの、高度情報化社会だね。きっちりと反応して
いる若者(メールの主)がいることに改めて感心する。ともあれ、過剰な格
差社会がもたらす弊害是正は当然だろうが、過剰な保身社会(官僚主義)は
間違いなく、暗黒とまでは言わないが停滞を招くことは歴史を学べばわかる。
【事件のコリン】
大阪市天王寺区で、切断遺体が入った一斗缶が3個見つかった事件で、うち
1つの缶に入っていたビニール製の緩衝材が、精密機械の梱包用として業者
に直接納入されるものだったことが18日、捜査関係者への取材で分かった。
事件では、すでに流通が止まっている一斗缶や約5年前の古い新聞紙など、
一般に出回っていない遺留品が多いという。そのうちの3個目の缶の表面に
肝機能を改善する効能がある薬品名「重酒石酸コリン」と富山県内の薬品会
社名が書かれていたが、数年前にはこの薬品の製造販売中止、現在は同タイ
プの缶は流通していないという。
ゆうこりん? 栄養ドリンク剤のコリンだというが、過剰摂取はいけないと
いわれているはずっだがと下調べすると「スマートドラッグ(smart drugs)
は、人間の脳の機能や能力を高めたり、認知能力や記憶力を高める薬品や物
質の総称である。スマートドラッグは、狭義には医薬品のみを指すが、広義
には栄養素やサプリメントや健康食品などを含めることもある。ここでは、
後者の定義を使用する。英語圏では"Smart drug"のほかに、後者の定義と同
じ意味で"ヌートロピック"(Nootropics:向知性薬、すなわち脳の認知能の
向上薬を指す)という呼称がより多く使われている」と。なるほど‘スマド
ラ’か。「コリン作用性のスマートドラッグとは、神経伝達物質アセチルコ
リンやアセチルコリンを使用する神経系の構成要素に影響を与える物質で、
アセチルコリンは、記憶、集中、高等な思考(抽象的思考、計算、革新的思
考など)を手助けする。アセチルコリンの使用効率を高めることで、これら
の機能を向上させたり、これらの機能がストップすることなく持続する時間
を延ばしたりできる可能性がある。逆に、アセチルコリンの過剰供給はパフ
ォーマンスを低下させる恐れがある。コリン作動薬であるスマートドラッグ
はアセチルコリン前駆体や補因子、アセチルコリンエステラーゼ抑制剤が挙
げられ、刺激防壁作用や集中力改善、記憶力改善、知的スタミナ力の改善、
抗欝作用が期待される」
そうか、脳疲労にはこれは効果がありそうだ。ちょっとこれはトライしてみ
るかという結論に。この事件で朗報らしきものを発見する。転んでも只では
起きないぞ ??!
全日本空輸が今秋、世界で初めて就航させる米ボーイングの新型中型旅客機
「787」。三菱重工業が主翼を製造するなど部品の35%を日本企業が作り「準
国産」といわれる。最大の特徴は素材だ。炭素繊維複合材料(CFRP)を全体
重量の50%に用いた。アルミニウム合金などからの代替で重量を従来機「767」
に比べて20%軽くし、燃費と航続距離の向上、CO2の排出削減につなげる。炭
素繊維の色から、東レの大西盛行常務は「787は夢の“黒い飛行機”」と話す。
CFRPは「プリプレグ」と呼ぶ炭素繊維を樹脂に含浸したシートを何枚も重ね
て焼き固め、自由な強度と剛性を得る。現在、主流のPAN系炭素繊維では日本
メーカー3社の合計で世界シェアの7割を占める。最大手の東レが4割を握る。
突然、電話が入り母の見舞いに奈良は吉野の叔母と従兄弟が来るという。そう
いえば1週間前に生駒の従兄弟が親父の墓参に来たばかりだ。朝から墓の掃除
と土産を買いに走る。久しぶりに“たねや”での和菓子「清水」の詰め合わせ
を持ち帰る。そんな一日だ。