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『八つ墓村』 最近のドラマとしては良質

2007-01-04 00:12:09 | 日本映画

八つ墓村
(2004年日本)
 監督          星 護
 脚本          佐藤 嗣麻子
 出演          稲垣 吾郎
             藤原 竜也
             若村 麻由美
             りょう
             永澤 俊矢
             小日向 文世

 ■ストーリー■
 昭和23年、ラジオの人探しで捜索された孤児、井川辰弥は、田舎の村「八つ墓村」の多治見家の莫大な遺産相続人として「八つ墓村」に呼ばれるのだった。相続の説明を受ける辰弥の前で祖父が殺されてしまうが、辰弥は自分の出生の過去を知るため村へと向かうのだった。一方、金田一耕助は、弁護士より依頼され事件の解決を依頼される。横溝正史から、「八つ墓村」は、20数年前に辰弥の父親が32名を大量殺害した事件が起きていた村であることを聞くのだった。その村は、戦乱の世、8人の落武者を村人が金目当てで殺し、落武者の呪いがあるという言い伝えがある村だった。最初、気乗りしていなかった金田一だが、この事件に猟奇的な匂いを感じとり「八つ墓村」へと飛んで行くのだった。

 ■感想■
 稲垣悟郎が名探偵金田一耕助を演じたフジTVのスペシャルドラマのTVムービー。稲
 垣悟郎が金田一耕助を演じるシリーズの第2弾。第1弾は2004年に放送された『犬神家の一族』です。
 日本人って、『犬神家の一族』が好きなのね!
 確かに猟奇的な感じで映像化向きかもしれないですけど、ネタ的には大したことないと思うんですけどね!
 実は、今回の『八つ墓村』も、全然見る予定は無かったんですけど、年末のスペシャルドラマの再放送で放映してたんで、ついつい観ちゃいました。

 最後まで見て、脚本家を見たら、佐藤嗣麻子でした。最近は、フジTVのドラマの脚本を書いてますけど、@KOBA的には、佐藤嗣麻子といえば、1992年のホラー映画『ヴァージニア』(監督、原案、脚本)です!
 ロンドンインターナショナルフィルム・スクール出身で、第1作がヴァンパイア映画『ヴァージニア』!
 『ヴァージニア』を観た後、「このあと、どんな素晴らしい映像作家になるんだろう??」って@KOBAは、当時、すごく期待してたんですけど。

 
 その後、日本に帰ってきて、撮ったのは『エコエコアザラクWIZARD OF DARKNESS』(1995年)『エコエコアザラクⅡ BIRTH OF THE WIZARD』(1996年)!
 と、そのあたりまではホラー映画一筋だったのに、その後は普通のドラマの脚本家になっちゃってガッカリでした。
 その佐藤嗣麻子が描く金田一耕助ドラマでした。
 

 最近のドラマ(って言っても。ここ10年間くらい)は、どんなドラマでも、ビデオ撮りそのまんまが多いですけど、今回横溝正史のドロドロした殺人劇を描くためか、よりフィルムに近い質感が出るようスタッフが努力してるのがわかる良質の作品です。

 でも、でも、自分的には横溝正史の「八つ墓村」の映像化作品といえば、野村芳太郎監督の『八つ墓村』(1977年)です!
 本格ミステリー的には、どうなの??って展開でしたけど。
 ジョン・バッド・カルドス監督のB級ホラー『ザ・ダーク』(1979年)的に飛んでますからね!
 連続殺人を描くスリラー映画風な展開なのに、エイリアン物みたいな!!
 
 野村芳太郎版『八つ墓村』を初めて見たときはビックリしました!
 ミステリー的要素はどこかに行っちゃって、最後はジャンルを超えてオカルト映画に!!!
  稲垣吾郎版は50点

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コメント
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