『エラゴン遺志を継ぐ者』
ERAGON(2006年アメリカ)
監督 シュテフェン・ファン
出演 エド・スペリーアス、ジェレミー・アイアンズ、シエンナ・ギロリー、ロバート・カーライアル、ジョン・マルコビッチ
■ストーリー■
遥か昔、アラゲイシアの国は、ドラゴンライダーと呼ばれるドラゴンの乗り手が治安を守り、エルフ、ドワーフ、人間が共存する平和な国だった、。ところが、ドラゴンライダーたちの争いが起こり、その争いで勝ったガルバトリックスにより、帝国が支配されていた。ガルバトリックスの圧政に苦しむ人々の中には反乱組織を結成する者たちもいた。ガルバトリックスに反対する王女アーリアは、ガルバトリックスに対抗するために、青い石を盗みだすことに成功する。しかし、王の腹心の魔法使いダーザに捕らえられてしまうが、間一髪、青い石を魔法でどこかの森へと飛ばすのだった。そんなとき、叔父と暮らす青年エラゴンは、狩りに出た森で、その青い石を見つけるのだった。しかしその青い石は、ドラゴンの卵だったのだ。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
アメリカの作家クリストファー・バオリーニが少年のころ(15歳)に書き始めたいたファンタジーが原作の大作です。
監督はVFXの第1人者のシュテフェン・ファン。大体、VFXのスタッフが作った作品て、トンデモ作品になることが多いですけど、今作は、そんなことないですよ!普通に見れます!脚本はローレンス・コナーとマーク・ローザンタールとジェシー・ウィグトウ。
でも、普通に見れると言っても、すごくオカシイところが1つ!それも致命的にオカシイ!まぁ、その点だけ取り上げても、マイナス20点って感じです!
その点とは、ダーザに捕らえられたアーリアを助けに行くために、ジェレミー・アイアンズ演じる元ドラゴンライダーのブロムの忠告も聞かずに、ドラゴン“サフィラ”に乗って敵地に乗り込みます!
でも、それは、ダーザの罠で、エラゴンはまんまと罠にはまり、危機一髪の状態に!絶対絶命の危機に、突然助けに現れるジェレミー・アイアンズ!
「エーッ!!だって、エラゴンってドラゴンに乗って空を飛んできたんでしょッ!!!」
「なんで、馬でエラゴンを追いかけてきたであろうジェレミー・アイアンズが追いつけるんだッ!!!!!!!!!!!!」
今作の中で最も感動を呼ぶであろう、このシーン、この点だけで、感動がマイナス300%状態です!
もう、このあとのシーンは、何を見ても「オカシイ!なぜ追いついたんだ!」って、ずっと思ってて、物語に感情移入のカケラもできませんでした!
映画を見ていてオカシイとは、あまり思わない方なのに、今作では気づいちゃいました。今作以外でオカシ過ぎと思った作品は、アーウィン・アレン監督の昆虫パニック映画『スウォーム』(78年)です。蜂から逃げた主人公のマイケル・ケインとヒロインのキャサリン・ロスが冷凍室に閉じ込められて絶体絶命のピンチのシーンのあとで、場面が切り替わったら、病院にいる2人のシーンだった!!ときと同じくらいの衝撃度です!
『スウォーム』(78年)は劇場公開版は116分ですけど、アメリカでのビデオはEXPANDED EDITIONといことで156分版です!見てみたい気もするけど、「大して変ってなかったら」と思うと見るのが怖いです!EXPANDED EDITIONが日本でソフト化されないですかね??
あと、オカシイ作品といえば『マジック・クエスト魔界の剣』(82年)です。主人公たちが悪のボスに罠に、はまってピンチに! しばらくしたら、画面が変わって、普通に主人公たちが現れたときはビックリ!なぜ??さっきのピンチはどうやって脱したの??
まぁ、脚本家のローレンス・コナーとマーク・ローザンタールのフィルモグラフィーで主な作品を上げると『ナイルの宝石』(85年)、『スーパーマン4最強の敵』(87年)、『ビバリー・ビルヒリーズじゃじゃ馬億万長者』(93年)、『バラ色の選択』(93年)、『マイティ・ジョー』(98年)、『マーキュリー・ライジング』(98年)、『PLANET OF APES猿の惑星』(01年)なんですよね!
見たあと、1週間もしたらどんな映画だったか、良く覚えていないような作品を書いてる脚本家が書いた作品だから、そんなコト気にしちゃいけないんでしょうけどね!
ジェレミー・アイアンズも、出演する作品を選ばない俳優さんですね!今作と同じくファンタジー映画 『ダンジョン&ドラゴン』(00年)や『タイムマシン』(00年)とかって、出演するまえに脚本を読まないの??って思っちゃいます。それとも、ちょっとおかしい感じの(トホホ系のって意味です)作品が、実は、好きだったりして!
ドラゴン“サフィラ”の声(テレパシーですけど)はレイチェル・ワイズが演じてます。
それにしても、ジェレミー・アイアンズが、中盤で退場してしまうのは、残念でした。主人公側は、彼が出てるだけで画面が引き締まっていたのに!その後は主人公側は、ティーン向けの映画みたいなキャラクターのみですから!
ジョン・マルコビッチも、ドラゴンの卵を盗まれて、アタフタしてましたけど、あなたの部下のダーザ、メチャクチャ強いですから!『スター・ウォーズ』(77年)、『スター・ウォーズ帝国の逆襲』(80年)のときのダース・ベイダーくらい強いですよ!そんなにアタフタしなくても大丈夫でしょ!ダース・ベイダーといえば、ジェレミー・アイアンズの役どころが、『スター・ウォーズ』のときのオビ・ワンみたいな感じなんですけど、ストーリーとか、キャラクターがスター・ウォーズに似てるとか言っちゃいけないんですよね。
アーリアを助けに行くエラゴンの行動も、レイア姫を助けに行くルーク・スカイウォーカーみたいと思えば、そう見えちゃうしね。
でも、あんまり深く考えずに見るんだったら、けっこう良いのかもね!家族みんなで見れるし! 50点
ERAGON(2006年アメリカ)
監督 シュテフェン・ファン
出演 エド・スペリーアス、ジェレミー・アイアンズ、シエンナ・ギロリー、ロバート・カーライアル、ジョン・マルコビッチ
■ストーリー■
遥か昔、アラゲイシアの国は、ドラゴンライダーと呼ばれるドラゴンの乗り手が治安を守り、エルフ、ドワーフ、人間が共存する平和な国だった、。ところが、ドラゴンライダーたちの争いが起こり、その争いで勝ったガルバトリックスにより、帝国が支配されていた。ガルバトリックスの圧政に苦しむ人々の中には反乱組織を結成する者たちもいた。ガルバトリックスに反対する王女アーリアは、ガルバトリックスに対抗するために、青い石を盗みだすことに成功する。しかし、王の腹心の魔法使いダーザに捕らえられてしまうが、間一髪、青い石を魔法でどこかの森へと飛ばすのだった。そんなとき、叔父と暮らす青年エラゴンは、狩りに出た森で、その青い石を見つけるのだった。しかしその青い石は、ドラゴンの卵だったのだ。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
アメリカの作家クリストファー・バオリーニが少年のころ(15歳)に書き始めたいたファンタジーが原作の大作です。
監督はVFXの第1人者のシュテフェン・ファン。大体、VFXのスタッフが作った作品て、トンデモ作品になることが多いですけど、今作は、そんなことないですよ!普通に見れます!脚本はローレンス・コナーとマーク・ローザンタールとジェシー・ウィグトウ。
でも、普通に見れると言っても、すごくオカシイところが1つ!それも致命的にオカシイ!まぁ、その点だけ取り上げても、マイナス20点って感じです!
その点とは、ダーザに捕らえられたアーリアを助けに行くために、ジェレミー・アイアンズ演じる元ドラゴンライダーのブロムの忠告も聞かずに、ドラゴン“サフィラ”に乗って敵地に乗り込みます!
でも、それは、ダーザの罠で、エラゴンはまんまと罠にはまり、危機一髪の状態に!絶対絶命の危機に、突然助けに現れるジェレミー・アイアンズ!
「エーッ!!だって、エラゴンってドラゴンに乗って空を飛んできたんでしょッ!!!」
「なんで、馬でエラゴンを追いかけてきたであろうジェレミー・アイアンズが追いつけるんだッ!!!!!!!!!!!!」
今作の中で最も感動を呼ぶであろう、このシーン、この点だけで、感動がマイナス300%状態です!
もう、このあとのシーンは、何を見ても「オカシイ!なぜ追いついたんだ!」って、ずっと思ってて、物語に感情移入のカケラもできませんでした!
映画を見ていてオカシイとは、あまり思わない方なのに、今作では気づいちゃいました。今作以外でオカシ過ぎと思った作品は、アーウィン・アレン監督の昆虫パニック映画『スウォーム』(78年)です。蜂から逃げた主人公のマイケル・ケインとヒロインのキャサリン・ロスが冷凍室に閉じ込められて絶体絶命のピンチのシーンのあとで、場面が切り替わったら、病院にいる2人のシーンだった!!ときと同じくらいの衝撃度です!
『スウォーム』(78年)は劇場公開版は116分ですけど、アメリカでのビデオはEXPANDED EDITIONといことで156分版です!見てみたい気もするけど、「大して変ってなかったら」と思うと見るのが怖いです!EXPANDED EDITIONが日本でソフト化されないですかね??
あと、オカシイ作品といえば『マジック・クエスト魔界の剣』(82年)です。主人公たちが悪のボスに罠に、はまってピンチに! しばらくしたら、画面が変わって、普通に主人公たちが現れたときはビックリ!なぜ??さっきのピンチはどうやって脱したの??
まぁ、脚本家のローレンス・コナーとマーク・ローザンタールのフィルモグラフィーで主な作品を上げると『ナイルの宝石』(85年)、『スーパーマン4最強の敵』(87年)、『ビバリー・ビルヒリーズじゃじゃ馬億万長者』(93年)、『バラ色の選択』(93年)、『マイティ・ジョー』(98年)、『マーキュリー・ライジング』(98年)、『PLANET OF APES猿の惑星』(01年)なんですよね!
見たあと、1週間もしたらどんな映画だったか、良く覚えていないような作品を書いてる脚本家が書いた作品だから、そんなコト気にしちゃいけないんでしょうけどね!
ジェレミー・アイアンズも、出演する作品を選ばない俳優さんですね!今作と同じくファンタジー映画 『ダンジョン&ドラゴン』(00年)や『タイムマシン』(00年)とかって、出演するまえに脚本を読まないの??って思っちゃいます。それとも、ちょっとおかしい感じの(トホホ系のって意味です)作品が、実は、好きだったりして!
ドラゴン“サフィラ”の声(テレパシーですけど)はレイチェル・ワイズが演じてます。
それにしても、ジェレミー・アイアンズが、中盤で退場してしまうのは、残念でした。主人公側は、彼が出てるだけで画面が引き締まっていたのに!その後は主人公側は、ティーン向けの映画みたいなキャラクターのみですから!
ジョン・マルコビッチも、ドラゴンの卵を盗まれて、アタフタしてましたけど、あなたの部下のダーザ、メチャクチャ強いですから!『スター・ウォーズ』(77年)、『スター・ウォーズ帝国の逆襲』(80年)のときのダース・ベイダーくらい強いですよ!そんなにアタフタしなくても大丈夫でしょ!ダース・ベイダーといえば、ジェレミー・アイアンズの役どころが、『スター・ウォーズ』のときのオビ・ワンみたいな感じなんですけど、ストーリーとか、キャラクターがスター・ウォーズに似てるとか言っちゃいけないんですよね。
アーリアを助けに行くエラゴンの行動も、レイア姫を助けに行くルーク・スカイウォーカーみたいと思えば、そう見えちゃうしね。
でも、あんまり深く考えずに見るんだったら、けっこう良いのかもね!家族みんなで見れるし! 50点