『アンビリーバブル』
IT'S ALL ABOUT LOVE(2003年アメリカ)
監督 トマス・ヴィンターベア
脚本 モーゲンス・ルーコフ
トマス・ヴィンターベア
出演 ホアキン・フェニックス
クレア・デインズ
ショーン・ペン
ダグラス・ヘンシュオール
■ストーリー■
2021年の暑い夏、ジョン・マーチャウスキーは、別居中の妻エレナと離婚するためにニューヨークへやってくる。しかし、ジョンは、エレナの様子がオカシイことに気づくのだった。
■感想■
ホアキン・フェニックス、クレア・デインズ、ショーン・ペンが出演しているにも関わらず劇場未公開でビデオスルーになったサスペンス映画。
ショーン・ペンは、誰とも絡まないです。
ちょこっと出演してるだけ。
なんで、こんな出演の仕方なんでしょう??
ギャラの関係??
ジェームズ・グリッケンハウス監督のB級スパイアクション『ザ・ソルジャー』(1982年)は、制作費に余裕が出来たから、急遽出演シーンが出来たクラウス・キンスキーの出演シーンよりも寂しい出演の仕方??
ホアキン・フェニックスって、出演作の選び方が特別なのか?B級作品が好きなのか?変わった作品に出演してますよね。
最近では『リターン・トゥ・パラダイス』(1998年)がDVDスルーで公開されました。
一方、ヒロインのクレア・デインズも、最近では劇場未公開なのは『モッド・スクワッド』(1999年)がありました。あとは“STAGE BEAUTY”(2004年)、“SHOPGIRL”(2005年)が今のところ未公開です。
出演シーンが少ないとはいえ、ショーン・ペン、ホアキン・フェニックス、クレア・デインズが出演してるにも関わらずビデオスルーになってしまった今作は、まさに
「CULTな作品!!」
これじゃぁ、日本劇場未公開もしょうがないですね!
そんな雰囲気満載な感じです。
CULT系と言っても、公開後、自然発生的に、人気が出てCULT作品でなく、意味不明SF的要素がすべて未消化な意味で“CULT”作品って方です。
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生』(1968年)
『ファントム・オブ・パラダイス』(1974年)では無くて、『スローターハウス5』(1972年)みたいな感じってコトです。『スローターハウス5』ファンの方ごめんなさい!好みじゃないんです。あと、『スローターハウス5』だって、もともとCULTを狙ってたわけじゃないですからね。
でも、今作の場合は、“わざとCULT作品を作ろうと、狙ったの??”って思われてもしょうがないほど、盛り上がらない上に、意味不明な展開!
登場人物も、トボケてるキャラクターばかり!!
殺し屋のおじさんとか、特にトボケてます。
大体、舞台設定が2021年だとか、エスカレーターで男が死んでても何とも思わないとか、狙いすぎ!
こういう狙いすぎ作品は、あんまり好きじゃないです! 20点
アンビリーバブル [DVD] | |
ホアキン・フェニックス,クレア・デインズ,ショーン・ペン | |
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