『TIGER タイガー』
兄弟 FIDELITY(2004年香港)
監督 タン・ホンガン
出演 ルー・イー、ロイ・チョン、シュー・ジンレイ、ブラッキー・コー
■ストーリー■
1930年代の上海、貧しく育ったハン兄弟の兄のフォンは、弟ユイのフランス留学費用と母親の医療費を稼ぐため、チェンに雇われ殺し屋になっていた。しかし、殺しに失敗して警察に捕らえられてしまうのだった。5年間の服役を終え仮出所してくる。その間に、フォンが殺すのに失敗したボスのエンが殺され、チェンがボスになっていたのだ。実は、エンを殺したのは、ユイだった。ユイも上海に戻ってきて殺し屋になっていたのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
『セブンソード』(05年)のルー・イー、『インファナル・アフェア無間序曲』(03年)のロイ・チョン主演のノワール作品。
展開が早い、早い、早いです。特に最初の20分間くらいの展開は、1分たりとも目が離せない展開です。この作品自体、ランニングタイムが84分だから、展開が早いのは当たり前なんですけど、普通だったら、ストーリーをきっちり描くためだったら90分とか100分にするでしょ!すごく色んな要素をかっ飛ばして、何の説明も無く、どんどんストーリーが進んでいきます。
「説明してないところは、勝手に想像して!」ってコトなんでしょうね!どうせ、映画を観る人は、他のこういうアクション作品を、いくつも観てるから説明しなくても分かるから良いでしょ!ってことですね。この短さは、もはや、こだわりとしか言い様が無いほどの短さです。
ハリウッドだったら、この20分間の展開で1時間弱くらい使っちゃいそうな感じです。日本未公開なのが、もったいないくらいに良く出来てます。
でも、クライマックスに向かっての展開の盛り上がらないことって言ったら、ありゃしない!このクライマックスに向かっての盛り上がり方だと、やっぱり未公開もしょうがないですかね??アクション映画としての爽快感は低いですけど、でも、映画としては、良く出来てますよ!
良く考えると、アクションシーンがあんまり無いんですよね。最初、ロイ・チョンが殺しの現場でも失敗してるし、その後は、捕まって、仮出所して堅気になっちゃいますからね。ユイが、エンのボディガードとエンを殺すシーンも数分で終わっちゃいますしね!
その後、新たな殺しのターゲット、ホアを殺そうとするシーンがあるだけで、次のアクションシーンは、最後の対決シーンだけですからね。病院でのシーンも、驚きの展開。
命拾いしたホアを、殺しに行ったユイを待ち受ける罠のシーンですけど、このシーンも説明不足!もう少し説明して!病室を覗くと、すでに死んでいるホア!病院の先生と看護師、病人たちは、ある部屋に閉じ込められてます。普通、映画だったら、こういう殺すシーンやら病人たちを部屋に閉じ込めるシーンとかを撮影したくなるのに、一切無いですから!アクションシーンそのものより、兄弟の絆を描く方が大事だったのね。
でも、こういう作品を観る人は、アクションシーンを楽しみにしてることが多いのにね。
キャラクター的には、フォンを捕まえた刑事が、もっとストーリーに絡んでくるのかと思ってたのに、あんまり絡んでこなかったです。まぁ、84分だから、余計なサブエピソードを、入れる余裕もないですけどね。55点
兄弟 FIDELITY(2004年香港)
監督 タン・ホンガン
出演 ルー・イー、ロイ・チョン、シュー・ジンレイ、ブラッキー・コー
■ストーリー■
1930年代の上海、貧しく育ったハン兄弟の兄のフォンは、弟ユイのフランス留学費用と母親の医療費を稼ぐため、チェンに雇われ殺し屋になっていた。しかし、殺しに失敗して警察に捕らえられてしまうのだった。5年間の服役を終え仮出所してくる。その間に、フォンが殺すのに失敗したボスのエンが殺され、チェンがボスになっていたのだ。実は、エンを殺したのは、ユイだった。ユイも上海に戻ってきて殺し屋になっていたのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
『セブンソード』(05年)のルー・イー、『インファナル・アフェア無間序曲』(03年)のロイ・チョン主演のノワール作品。
展開が早い、早い、早いです。特に最初の20分間くらいの展開は、1分たりとも目が離せない展開です。この作品自体、ランニングタイムが84分だから、展開が早いのは当たり前なんですけど、普通だったら、ストーリーをきっちり描くためだったら90分とか100分にするでしょ!すごく色んな要素をかっ飛ばして、何の説明も無く、どんどんストーリーが進んでいきます。
「説明してないところは、勝手に想像して!」ってコトなんでしょうね!どうせ、映画を観る人は、他のこういうアクション作品を、いくつも観てるから説明しなくても分かるから良いでしょ!ってことですね。この短さは、もはや、こだわりとしか言い様が無いほどの短さです。
ハリウッドだったら、この20分間の展開で1時間弱くらい使っちゃいそうな感じです。日本未公開なのが、もったいないくらいに良く出来てます。
でも、クライマックスに向かっての展開の盛り上がらないことって言ったら、ありゃしない!このクライマックスに向かっての盛り上がり方だと、やっぱり未公開もしょうがないですかね??アクション映画としての爽快感は低いですけど、でも、映画としては、良く出来てますよ!
良く考えると、アクションシーンがあんまり無いんですよね。最初、ロイ・チョンが殺しの現場でも失敗してるし、その後は、捕まって、仮出所して堅気になっちゃいますからね。ユイが、エンのボディガードとエンを殺すシーンも数分で終わっちゃいますしね!
その後、新たな殺しのターゲット、ホアを殺そうとするシーンがあるだけで、次のアクションシーンは、最後の対決シーンだけですからね。病院でのシーンも、驚きの展開。
命拾いしたホアを、殺しに行ったユイを待ち受ける罠のシーンですけど、このシーンも説明不足!もう少し説明して!病室を覗くと、すでに死んでいるホア!病院の先生と看護師、病人たちは、ある部屋に閉じ込められてます。普通、映画だったら、こういう殺すシーンやら病人たちを部屋に閉じ込めるシーンとかを撮影したくなるのに、一切無いですから!アクションシーンそのものより、兄弟の絆を描く方が大事だったのね。
でも、こういう作品を観る人は、アクションシーンを楽しみにしてることが多いのにね。
キャラクター的には、フォンを捕まえた刑事が、もっとストーリーに絡んでくるのかと思ってたのに、あんまり絡んでこなかったです。まぁ、84分だから、余計なサブエピソードを、入れる余裕もないですけどね。55点