『女王蜂』
(2006年日本)
監督 星 護
脚本 佐藤 嗣麻子
出演 稲垣 悟郎、栗山 千明、及川 光博、手塚 理美、石橋 凌、小日向 文世
■ストーリー■
探偵金田一耕助と作家横溝正史は前回の「八つ墓村」の事件で得た金で修善寺へ温泉旅行に出かけるのだった。2人の宿泊先の松籟荘のオーナー大道寺欣造は、楽器の月琴に似ていることから月琴島と呼ばれる島で暮らしていた義理の娘智子が18歳になったのを機に松籟荘へと呼び寄せるのだった。欣造は、智子の誕生パーティーで3人の婿候補の2人、遊佐三郎と駒井泰次郎を紹介するのだった。3人目の候補、九十九龍馬は、来ることが出来なくなったのだ。しかし、多門連太郎と名乗る男が現れ智子に近づいてくるのだった。そんな夜、松籟荘の時計台で遊佐三郎が殺されるのだった。
■感想■
稲垣悟郎が金田一耕助を演じるTVムービーの第3弾。前作『八つ墓村』(04年)に引き続き、年始に放送される最新作『悪魔が来たりて笛を吹く』(07年)の宣伝もかねての年末での連続放映されたんで、鑑賞しました。
前作『八つ墓村』と同じく脚本は佐藤嗣麻子っていうことで期待しながら鑑賞しました。2時間30分枠なので、大体120分くらいのランニングタイムですけど、120分のTVムービーに収めたためか登場人物が登場してはスグにバンバン死んでいきます!
「あれ、この人誰だっけ??」って思ってるうちに死んじゃいます!まぁ、この「女王蜂」は以前、市川崑監督版の中井貴恵がヒロインを演じた作品を、真剣に見たことがあったんで、犯人とストーリーがわかっていたんで、わかりやすかったです!でも、このTVムービー版も良く出来てます!十分分かりやすいです。
でも、でも、できたら、以前に、市川崑監督版として映像化されていない作品とかを、稲垣悟郎の金田一耕助作品としてTVムービー化して欲しいです。
長い原作(それも時代物。昭和20年代)を映像化するだけでも大変なのに、TVコードや放映時間を考えながら作るのは大変でしょう!これが70年代や80年代だったら、マニアックに作りこむことも出来たでしょうけど、2005年のドラマで横溝正史の金田一耕助の世界の作品を作ることは大変でしょう!
稲垣悟郎を主演にして、軽い気持ちで見れるって意味では、このシリーズも良いですけど!横溝正史作品のおどろおどろしさが、かなり薄まってる気がするのは、やはり稲垣悟郎のおかげ??
そう言えば、またまた、ビデオ作品をフィルムに近づけるような処理までしてますよね!どちらかというと軽薄なイメージのあるフジTVのドラマですけど、金田一のシリーズを真剣に作ったことは評価しないとね!ただ、TVコードがきつすぎて、スプラッター度がやたら低いので、横溝正史作品にあるおどろおどろしさが低くなってるのが残念!それに情念とかの世界も描くの大変な時代ですからね。
今度、TVで放映される『悪魔が来たりて笛を吹く』は、どんな風に映像化されるのか楽しみです!!40点
(2006年日本)
監督 星 護
脚本 佐藤 嗣麻子
出演 稲垣 悟郎、栗山 千明、及川 光博、手塚 理美、石橋 凌、小日向 文世
■ストーリー■
探偵金田一耕助と作家横溝正史は前回の「八つ墓村」の事件で得た金で修善寺へ温泉旅行に出かけるのだった。2人の宿泊先の松籟荘のオーナー大道寺欣造は、楽器の月琴に似ていることから月琴島と呼ばれる島で暮らしていた義理の娘智子が18歳になったのを機に松籟荘へと呼び寄せるのだった。欣造は、智子の誕生パーティーで3人の婿候補の2人、遊佐三郎と駒井泰次郎を紹介するのだった。3人目の候補、九十九龍馬は、来ることが出来なくなったのだ。しかし、多門連太郎と名乗る男が現れ智子に近づいてくるのだった。そんな夜、松籟荘の時計台で遊佐三郎が殺されるのだった。
■感想■
稲垣悟郎が金田一耕助を演じるTVムービーの第3弾。前作『八つ墓村』(04年)に引き続き、年始に放送される最新作『悪魔が来たりて笛を吹く』(07年)の宣伝もかねての年末での連続放映されたんで、鑑賞しました。
前作『八つ墓村』と同じく脚本は佐藤嗣麻子っていうことで期待しながら鑑賞しました。2時間30分枠なので、大体120分くらいのランニングタイムですけど、120分のTVムービーに収めたためか登場人物が登場してはスグにバンバン死んでいきます!
「あれ、この人誰だっけ??」って思ってるうちに死んじゃいます!まぁ、この「女王蜂」は以前、市川崑監督版の中井貴恵がヒロインを演じた作品を、真剣に見たことがあったんで、犯人とストーリーがわかっていたんで、わかりやすかったです!でも、このTVムービー版も良く出来てます!十分分かりやすいです。
でも、でも、できたら、以前に、市川崑監督版として映像化されていない作品とかを、稲垣悟郎の金田一耕助作品としてTVムービー化して欲しいです。
長い原作(それも時代物。昭和20年代)を映像化するだけでも大変なのに、TVコードや放映時間を考えながら作るのは大変でしょう!これが70年代や80年代だったら、マニアックに作りこむことも出来たでしょうけど、2005年のドラマで横溝正史の金田一耕助の世界の作品を作ることは大変でしょう!
稲垣悟郎を主演にして、軽い気持ちで見れるって意味では、このシリーズも良いですけど!横溝正史作品のおどろおどろしさが、かなり薄まってる気がするのは、やはり稲垣悟郎のおかげ??
そう言えば、またまた、ビデオ作品をフィルムに近づけるような処理までしてますよね!どちらかというと軽薄なイメージのあるフジTVのドラマですけど、金田一のシリーズを真剣に作ったことは評価しないとね!ただ、TVコードがきつすぎて、スプラッター度がやたら低いので、横溝正史作品にあるおどろおどろしさが低くなってるのが残念!それに情念とかの世界も描くの大変な時代ですからね。
今度、TVで放映される『悪魔が来たりて笛を吹く』は、どんな風に映像化されるのか楽しみです!!40点