『ディセント』
THE DESCENT(2005年イギリス)
監督 ニール・マーシャル
脚本 ニール・マーシャル
出演 シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード、サスキア・マルダー、マイアンナ・バリング、ノラ=ジェーン・ヌーン
■ストーリー■
交通事故で夫と娘を失ったサラは、事故の1年後、年に1度の旅行で数人の仲間たちとアメリカのアパラチア山脈の洞窟探検に行く。広い洞窟の奥へと入っていくサラたち6人だったが、崩落事故が起き出口をふさがれてしまうのだった。その上、冒険心の強いジュノは、実は観光地で無く前人未踏の洞窟を今回の旅行の場所にしていたのだった。サラたちは、出口を見つけるため洞窟の奥へ奥へと進んでいくのだが…。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
2006年、劇場公開された作品の中で、ホラー映画ファンに最も話題になった作品の1本の洞窟探検ホラー。
監督は、狼男ホラー『ドッグ・ソルジャー』(2002年)で長編デヴューしたニール・マーシャル監督。
今作のあと、ニール・マーシャル監督の次回作の予定は、ウィルスが蔓延した世界を舞台にしたアクションホラー“DOOMSDAY”です。この“DOOMSDAY”もすごくすごく楽しみな作品です!!
ニール・マーシャル監督は、SF映画、ホラー映画のエンターテイメントのジャンルにこだわって作品を撮り続けている監督なんで、最も期待している監督の1人です。
今作『ディセント』は、女性だけの6人のグループが、地下深い洞窟の奥で謎の地底人に襲われる恐怖を描いている正統派のホラー映画なんですが、なぜか??というよりいつも通りに、宣伝では、“サスペンス映画”として宣伝されてました。
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の『バイオハザード』(2001年)の宣伝で“ゾンビ”という文句が一切使われなかったようなのと同じことですよね!!
なぜ??
なぜ??
なぜ??
なぜ??
完全なホラー映画なのにッ!!
どれくらい正統派のホラー映画かと言うと、1970年代後半~1980年代中盤までだったら、TV東京の火曜か木曜のゴールデンタイムの「洋画劇場」へ直行!!みたいな、超ストレートなホラー映画です!ホラー映画ド真ん中です!
イヤ~、面白い!面白い!面白いです!劇場に観に行かなくて、ちょっと後悔してます!
同じく、謎の怖い殺人鬼が出てくるホラー『クライモリ』(2003年)や『0:34 レイジ34フン』(2004年)よりもかなり好きです!
でも、劇場に行ったら、少し落ち込んじゃうかもしれないです。後味がかなり悪いです!後味どころか、観てる間もかなり気分爽快とは、とうてい言えない作品です。
アメリカ公開版とは、オリジナル版とラストが違うみたいですけど、アメリカでは、このラストは受けないかもしれませんからね。果たして、どんなラストなんでしょう??ニール・マーシャル監督はイギリスの監督さんだから、こういうラストが好きなんでしょうね。『ドッグ・ソルジャー』が、アメリカ人にも受けそうな、普通のエンターテイメント作品のラストだったから、今回は、こういうアンハッピーなラストにしちゃったんでしょうね。
でも、やっぱり、ラストは、ヒロインが助かった方が良かったのに!このラストでは救いが無さすぎ。“イギリス映画的”と言えば、確かにいかにも“イギリス映画的”ですけどね。
あと、ヒロインのサラと、ジュノのかつてのエピソードとかって、あっさりと描きすぎ。あのペンダントだか、タグみたいな物に書いてある文字だけで、観てる人はわかるでしょ!って感じです。ハリウッドだったら、ダラダラ描いちゃうんでしょうね。そのことが原因で最後の方の悲劇につながっていく大事な要素なのにッ!!
でも、サラとジュノが仲たがいすることがなくても、怪物たちに襲われて皆殺しにされちゃいそうですけどね。
そういえば、冒頭のシーンでのサラの夫ポールとジュノの視線からして少し怪しかったですからね!なんでもかんでも説明しすぎは、観客をバカにしてますからね。でも今作はハリウッド映画に比べて説明無さすぎ。
ただ、今作に1つだけ文句をつけるところがあるとすれば、地下深い洞窟が舞台になっているんで、全体的に画面が暗すぎです。登場人物たちと同じく、観てるこっちまで、暗くて不安になっちゃいます。
あと、地下3000メートルっていう舞台設定なんですけど、そんなに地下深くまで来ちゃったんですか??地下3000メートルには思えなかったですけど。でも、3000メートルだったら、やっぱりラストは、こうなっちゃいますよね!
久々に面白いホラー映画を観ました!でも、どちらかと言うと熱狂的なホラー映画ファン向けかも。70点
イギリス製狼男ホラー!ホラー映画の佳作。
てっきり、『ドッグ・ソルジャー』の主人公をシリーズに、
続編を作ると思っていたら、続編は製作しないみたいですね。
THE DESCENT(2005年イギリス)
監督 ニール・マーシャル
脚本 ニール・マーシャル
出演 シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード、サスキア・マルダー、マイアンナ・バリング、ノラ=ジェーン・ヌーン
■ストーリー■
交通事故で夫と娘を失ったサラは、事故の1年後、年に1度の旅行で数人の仲間たちとアメリカのアパラチア山脈の洞窟探検に行く。広い洞窟の奥へと入っていくサラたち6人だったが、崩落事故が起き出口をふさがれてしまうのだった。その上、冒険心の強いジュノは、実は観光地で無く前人未踏の洞窟を今回の旅行の場所にしていたのだった。サラたちは、出口を見つけるため洞窟の奥へ奥へと進んでいくのだが…。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
2006年、劇場公開された作品の中で、ホラー映画ファンに最も話題になった作品の1本の洞窟探検ホラー。
監督は、狼男ホラー『ドッグ・ソルジャー』(2002年)で長編デヴューしたニール・マーシャル監督。
今作のあと、ニール・マーシャル監督の次回作の予定は、ウィルスが蔓延した世界を舞台にしたアクションホラー“DOOMSDAY”です。この“DOOMSDAY”もすごくすごく楽しみな作品です!!
ニール・マーシャル監督は、SF映画、ホラー映画のエンターテイメントのジャンルにこだわって作品を撮り続けている監督なんで、最も期待している監督の1人です。
今作『ディセント』は、女性だけの6人のグループが、地下深い洞窟の奥で謎の地底人に襲われる恐怖を描いている正統派のホラー映画なんですが、なぜか??というよりいつも通りに、宣伝では、“サスペンス映画”として宣伝されてました。
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の『バイオハザード』(2001年)の宣伝で“ゾンビ”という文句が一切使われなかったようなのと同じことですよね!!
なぜ??
なぜ??
なぜ??
なぜ??
完全なホラー映画なのにッ!!
どれくらい正統派のホラー映画かと言うと、1970年代後半~1980年代中盤までだったら、TV東京の火曜か木曜のゴールデンタイムの「洋画劇場」へ直行!!みたいな、超ストレートなホラー映画です!ホラー映画ド真ん中です!
イヤ~、面白い!面白い!面白いです!劇場に観に行かなくて、ちょっと後悔してます!
同じく、謎の怖い殺人鬼が出てくるホラー『クライモリ』(2003年)や『0:34 レイジ34フン』(2004年)よりもかなり好きです!
でも、劇場に行ったら、少し落ち込んじゃうかもしれないです。後味がかなり悪いです!後味どころか、観てる間もかなり気分爽快とは、とうてい言えない作品です。
アメリカ公開版とは、オリジナル版とラストが違うみたいですけど、アメリカでは、このラストは受けないかもしれませんからね。果たして、どんなラストなんでしょう??ニール・マーシャル監督はイギリスの監督さんだから、こういうラストが好きなんでしょうね。『ドッグ・ソルジャー』が、アメリカ人にも受けそうな、普通のエンターテイメント作品のラストだったから、今回は、こういうアンハッピーなラストにしちゃったんでしょうね。
でも、やっぱり、ラストは、ヒロインが助かった方が良かったのに!このラストでは救いが無さすぎ。“イギリス映画的”と言えば、確かにいかにも“イギリス映画的”ですけどね。
あと、ヒロインのサラと、ジュノのかつてのエピソードとかって、あっさりと描きすぎ。あのペンダントだか、タグみたいな物に書いてある文字だけで、観てる人はわかるでしょ!って感じです。ハリウッドだったら、ダラダラ描いちゃうんでしょうね。そのことが原因で最後の方の悲劇につながっていく大事な要素なのにッ!!
でも、サラとジュノが仲たがいすることがなくても、怪物たちに襲われて皆殺しにされちゃいそうですけどね。
そういえば、冒頭のシーンでのサラの夫ポールとジュノの視線からして少し怪しかったですからね!なんでもかんでも説明しすぎは、観客をバカにしてますからね。でも今作はハリウッド映画に比べて説明無さすぎ。
ただ、今作に1つだけ文句をつけるところがあるとすれば、地下深い洞窟が舞台になっているんで、全体的に画面が暗すぎです。登場人物たちと同じく、観てるこっちまで、暗くて不安になっちゃいます。
あと、地下3000メートルっていう舞台設定なんですけど、そんなに地下深くまで来ちゃったんですか??地下3000メートルには思えなかったですけど。でも、3000メートルだったら、やっぱりラストは、こうなっちゃいますよね!
久々に面白いホラー映画を観ました!でも、どちらかと言うと熱狂的なホラー映画ファン向けかも。70点
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てっきり、『ドッグ・ソルジャー』の主人公をシリーズに、
続編を作ると思っていたら、続編は製作しないみたいですね。