『デッドハング』
FREE FALL(2014年アメリカ)
監督 マレク・アッカド
脚本 ドウェイン・アレクサンダー・スミス
出演 セーラ・バトラー
マルカム・マクダウェル
D・B・スィーニー
■ストーリー■
大手証券会社ゴールトキャピタルに勤めるジェーンは、出勤後、上司が自殺をしたことを知るのだった。社長から彼の後任にならないかと言われたジェーンだったが、上司の自殺を納得できない彼女は返事を保留するのだった。
家族も知っていたジェーンは、自殺したと思われた上司の机周り整理をしている最中に、机の下からUSBメモリーを発見するのだった。メモリーには、会社の誰かが会社の資金を流用している事実を表すデータが入っていた。ジェーンは早速、上司に相談するのだが…。
■感想■
ビルに閉じ込められた主人公が、殺人鬼に狙われる会社スリラー。
『高層の死角』(TV題:『恐怖の超高層ビル 真夜中の連続殺人鬼』)(1989年)、『処刑ハンター』(1990年)、『NSFW絶対消去』(2014年)等々、このジャンルの作品もいくつかあります。
限られた空間の中で、主人公が殺人鬼に襲われるという設定は単純ですが、結構面白い作品がいくつも!!
冒頭、ヒロインがキックボクササイズか、キックボクシングをやっているシーンがあり、ヒロインが運動能力(特に格闘系)が高いことがわかります。
このシーンがあるかないかで、後半のクライマックスの殺し屋との対決シーンが、こういうエンターテイメント映画としてリアルな設定かどうかが変わってきますからね。
実際は、こんなコトムリでも、「そういえばヒロインはキックボクシングやってたしな」って観客は少しは思いますからね。
ところで、こういう作品の定番の展開ですが、ヒロインのジェーンは、1番怪しい上司に、会社のヤバいデータがあることを相談しちゃいます。実際、見つけたら直属の上司に相談しなくちゃいけないんでしょうけど、この行動はまずすぎ!!
でも、こうしないと、映画にならない!!
あと雇われた殺し屋もつぎつぎに殺しまくって、いくら殺人事件の多いアメリカとはいえ、やりすぎ感が強いですね。
ワイドショー、大喜びの事件で、連日報道で会社のイメージが悪くなっちゃいますよね。警備員、エレベーター修理の人、ヒロイン、どうするつもりだったんでしょう??
ランニングタイムが90分と短めなこともあって、最後までだれることなく、面白く観れました!! 60点
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