『2012』
2012(2009年アメリカ)
監督 ローランド・エメリッヒ
脚本 ローランド・エメリッヒ
ハラルド・クローサー
出演 ジョン・キューザック
キウェテル・イジョフォー
アマンダ・ピート
オリヴァー・プラット
タンディ・ニュートン
ダニー・グローヴァー
ウッディ・ハレルソン
■ストーリー■
売れない作家ジャクソン・カーティスは、離婚した妻ケイトと暮らす子供ノアとリリーを連れイエローストーン公園までキャンプにやって来る。しかし、公園では湖が干上がる不思議な現象が起きていた。その直後、軍関係者が現れジャクソンたちを立ち退かせるのだった。公園から出たジャクソンは、個人放送をしているDJチャーリーと出会い、チャーリーから世界滅亡の話を聞かされるのだった。荒唐無稽な話を信じなかったジャクソンだったが、生計を立てるためにやっている富豪ユーリの子どもたちの送り迎えの運転手の仕事中に、ユーリの子どもからは“船”の存在をほのめかされ、世界滅亡の話を思い出すのだった。
■感想■
『インデペンデンス・デイ』(1996年)『GODZILLAゴジラ』(1998年)『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年)の超大作映画を撮ることの多いのローランド・エメリッヒ監督の描くパニック映画。
ローランド・エメリッヒ監督の作品なんで、どちらかというとスペクタクルシーンが印象的なストーリーがないVFXだけの作品でした。
もちろん、観る前から覚悟はしていたんですけど…。
それにしても、ランニングタイム158分は長すぎ!長すぎ!長すぎ!長すぎ!長すぎ!長すぎ!
ハリウッドのビッグバジェットの超大作ということもあって制作費も2億ドルらしいですけど、制作費もかけすぎ!
500万ドルの予算でジョン・カーペンター監督にホラー映画を、毎年1本撮ってもらえば良いのに!!そうしたら10年で10作品撮ってもらっても5000万ドルしかかからない!!
こんな中身の無いVFXだけの作品に2億ドル!!
ジョン・カーペンター監督の作品は、ロードショー公開されたあと、DVD化とかソフトの販売を考えたら、かなり息の長いですから元は取れると思うんですけどね…。
今作の予告で流れたロサンゼルスが破壊されるシーンが1番の見せ場なので、予告を見た人は今作を観る必要は無いかも!!
映画ファンよりも、映画をほとんど観ない人向けの作品って感じでしょうか??
ロサンゼルスの街中をリムジンで走行するシーンをはじめ、映画というよりまるでテーマパークのアトラクションのようなシーンの連続で、視覚的にはすごくても、ストーリーが中学生向けのジュヴナイルみたいな内容なので、主人公たちが危険な目に遭うシーンも全然盛り上がらないです!!
別に、ストーリーなんて、どうでも良いでしょ!儲かったんだから!!ってコトでしょうけど、観終わったあとは
「あ~、長かった!!」
って印象しか残らないです!!
こういうパニック映画は、主人公の家族と政治家、科学者、専門家と大富豪たちだけが生き残るってパターンが、どうしても割り切れない気持ちに!!
感情移入できません!!
ハデなVFX、すごい予告、有名な俳優、中身の無いストーリー、主人公たちだけは生き残る展開、ハリウッドのエンターテイメント作品の悪いところがすべて出てる作品かも! 10点
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