『ルール 無法都市』
SINNERS AND SAINTS(2010年アメリカ)
監督 ウィリアム・カウフマン
脚本 ウィリアム・カウフマン
ジェイ・モーゼス
出演 ジョニー・ストロング
ケヴィン・フィリップス
トム・ベレンジャー
コスタス・マンディロア
ショーン・パトリック・フラナリー
キム・コーツ
ユルゲン・プロフノウ
■ストーリー■
ニューオーリンズの刑事ショーン・ライリーは、捜査中にパートナーを失い、銃撃戦の末、その場にいた犯人たちを殺すのだった。
一方、町では、残虐な方法で記者と家族が殺される事件が起きていた。殺された記者が、麻薬ディーラーのギャングもボス、ウェッドの弟だったこともあり、路上犯罪課に応援依頼があり、ショーンが殺人課の応援に借り出されるのだった。ショーンは殺人課の刑事ウィル・ガンツとコンビを組むことになるのだった。警察の捜査にも関わらず、しかし、その後も、残虐な方法で、殺人が行われていくのだった。
■感想■
カトリーナに襲われたあとのニューオーリンズの町を舞台にした刑事アクション。
相棒を失った元軍人の暴力刑事が、連続して起きている殺人事件を幸せな家庭を持つアフリカ系アメリカ人の刑事とコンビを組んで捜査するっていうどこかで聞いたことあるようなストーリーの刑事アクションです。
また、敵は傭兵を使ったプロの殺し屋みたいな設定もどこかで観たことがあるような既視感たっぷりな感じです。
でも、元軍人という設定だけでは、理解できないくらい主人公の刑事が強い!銃撃戦もナイフもマーシャルアーツも強すぎ!相手が傭兵たちでも、向かうところ敵無しの強さ!
元特殊部隊とかの設定では無いですからね。ちょっと強すぎでしょ。
B級映画らしく、新しく相棒になるアフリカ系アメリカ人の刑事ウィルや、彼の家族の描写も中途半端。とにかく、良き家庭を築いている刑事です!その影響で、主人公は人間性を取り戻しますよ!詳しく知りたかったら『リーサルウェポン』(1987年)のダニー・グローヴァーみたいな設定だから、そっちを観て!ってことなんでしょうか??
なんか、『リーサル・ウェポン』が好きで、自分も撮りたかったから、作っちゃいました!みたいな作品です。今作を観るといかに『リーサル・ウェポン』が素晴らしい作品だったか、認識しちゃいますよね。観直したくなっちゃいました!
でも、製作費はかなり違っていても、今作もガンアクションのシーンはかなり迫力があります!
銃撃シーンや、格闘シーンは、素晴らしいので、ガンアクションが好きなアクション映画ファンは必見のデキ!
主人公と最後に対決しそうな傭兵のいかにも悪そうなヤツが中盤の銃撃戦で退場するのは、けっこう驚きでした。「あれ、ライバルじゃないんだ!」って思っちゃいました。
あと、手下の悪党たちは倒したのに、黒幕のユルゲン・プロフノウはそのまんまっていうのも、アメリカ映画では珍しい展開です!
ラストの方で、主人公が捕らえられてピンチになったので、てっきり弟を殺された麻薬ディーラーが現れると思ったら、現れずじまい。主人公と麻薬ディーラーと傭兵たちで、三つ巴になるのかな?と思ったら、結局、主人公が一人でピンチを切り抜けちゃいました。
何回も言いますけど、主人公、強すぎ!
ところで、あんな証拠になるようなビデオ、なんで録画したんでしょうねぇ??まぁ、撮らないとストーリーが進まないからでしょうけど・・・。 70点
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