『アフタースクール』
(2008年日本)
監督 内田 けんじ
脚本 内田 けんじ
出演 大泉 洋
佐々木 蔵之介
堺 雅人
常盤 貴子
■ストーリー■
中学校教師、神野の車を借りて、親友の木村は会社に出社するのだった。木村の妻のミキが出産を控えているのだが、木村はその日、帰宅しなかった。しかし、その夜、ミキが産気づき神野と病院へと向かうのだった。
一方、愛人とホテルで会ったあと、行方不明になった木村を追う者から依頼された裏稼業の探偵、北沢は仕事の依頼を受けるのだった。北沢は、学校に行った神野の前に、同級生の島崎として現れ、木村を捜していると言うのだった。
■感想■
公開当時、「だまされる」といって話題になった作品です。
DVDのパッケージも、なんか明るい感じの作品だし、どんな作品なんだろうと思っていました。
今作のうたい文句も「甘く見てるとダマされちゃいますよ」ですからね!!
どんな風にダマされるのか気になっていた作品でした!!
年末年始、吹替えの洋画が放映されない中、2011年1月5日に、TBSで深夜に放送されたので鑑賞しようと思っていたら、眠気に負けて観逃しちゃいました。早速レンタルで鑑賞。
「邦画だし、そんなぁ、騙されるワケ無い、無い、」
と思って観ていたら、本当に、ストーリーは二転三転で、騙されちゃいました…。
まさか、まさか、と思っていると、思わぬ方向にストーリーが進んでいきます!
“心地よい騙され方”を味わえる作品でした。
奥さんが産気づいている日に、夫である木村に連絡が取れなくなるなんて、てっきり、大泉洋演じる教師の神野が、同級生の木村を殺しちゃったのかと思いました。
木村は行方をくらましているんではなくて、殺されているに違いない!!
「犯人は大泉洋に違いない!」
共犯は、ホテルで会っていた女!
もしくは、もう1人、常盤貴子がグルに違いない!
勝手に「殺人事件系ミステリー」だと思っちゃいました!!
騙されましたけど、ストーリー的にも楽しめる作品になっていました!良くミステリー映画で、観客をだますためのミスリードを、怒るような映画ファンもいますけど、自分は大好きです!!
『生きていた男』(1958年)や『殺しのリハーサル』(1982年)といった本格ミステリー作品には、遠く及ばないものの、軽く観れる作品としては、及第点レベルでしょう!!
こんな本格ミステリーと比べて、未見の映画ファンを期待させちゃうといけないですね!期待しないで観て下さい。
「期待しないで観る!」
これが、今作を楽しむポイントですね! 60点
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