この指輪の画像は、パスクワーレ・ブルーニのサイト・トップページがもらってきました。
娘が卒業旅行から戻ってくるまでjpgに変換することができなくて、
アップが今日になってしまいました。
ウルルン滞在記は、世界のあらゆる場所のおうちに滞在して様々な体験を追いかけた番組です。
単なる観光とは違った興味深さがあり、特に仕事柄ヨーロッパの工房に行く時は忘れず見るようにしています。
今までも靴のフェラガモや時計のアラン・シルベスタインなどおもしろかった。
3/26の放映は、女優の持田真樹さんがイタリアのパスクワーレ・ブルーニを訪ね、
ホワイトゴールドのオリジナルネックレスを作りました。
ゴージャスで見てるだけで楽しくなるデザイン。
このブランドのクリエイティブ・スピリッツは
Body and soul (身に着けることによる心の豊かさ)だそうです。
日本は今職人さんが生きにくい時代です。
国宝級になれば話は別ですが、そこまでたどり着けなくとも、
若者が精進して一人前になり、いいものを作りたいという土壌が失われているのではないでしょうか?
大量生産の工場としての地位を東アジアの国々に譲ったら、
今度は付加価値をつけたものを作らないと世に受け入れてもらえません。
欧州の伝統あるブランドが、
次の世代を育てながら新しいものを生み出していく工房のあり方に、うらやましさを覚えます。
今の日本のニートをはじめとする若者の実情を思うと、
企業に勤める以外の職人さんとしての生き方のバリエーションが
もっと充実してくれたらいいなと思います。
しかし学校教育のうちから、こうした地道な職人としての修行を好ましいものと捉える価値観をまず植えつける必要があるでしょうね。