秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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閉業のお知らせ

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フランス・デモをくぐりぬけてきたスーツケース

2006-04-05 | 世情雑感
去年は中国の排日デモ、今年はフランスの雇用問題に対する学生デモ、アメリカの移民問題のデモ、世界各地もめてます。日本のメール問題なんてかわいいもんですね。

国際ニュースで時々写る画像を見てると、すさまじい様子で日本で行われるデモとは様相がかなり違います。

ちょうどフランスで1回目のデモが行われた3/23の翌日から、イギリスへ卒業旅行に出かけていた娘が3日間パリへ行くことになっていました。

日本を出る前に国際携帯電話が可能なボーダーフォンの機種に変えていってましたから、すぐに連絡がついて便利でした。

ネットで調べて慎重に行動するということで、ユーロスターで翌24日にパリへ渡りました。
次の28日の大規模なゼネストまで巻き込んだデモまでの間は平穏だったようです。

デモの集会場所と予定されていた公園が、宿泊ホテルからすぐ近くのところだったらしく、28日はデモが始まるまでに早めに出発してロンドンへ戻ると言っていた。

時差がありますから、日本では3/28夜心配して電話しても繋がらないし、向こうからメールも届きません。

29日明け方4時半ごろやっとメールが届きました。
「先ほどこちらを夜8時半のユーロスターに乗れました!もう一安心です」
詳しくは書かれていませんでしたが、大変だったことが伝わりました。

発表された参加者数が105万5000人。
それはそれはすごい人、人の波で、学生などデモ参加者は腕にワッペンをつけているが、それ以外の暴徒化した人たちもうようよ。

ホテル近くの地下鉄で3駅乗ると、ユーロスターの駅に行けるのに、地下鉄はバリケードが張られもう乗れない。
もちろん人の波でタクシーも動いていない。

どうしようと思案した挙句、その3駅間をスーツケースを押しながら走り歩くことにしたそうです。

家にたどり着いたスーツケースは、キャスターが一つ取れて、引き手も無くなっていました。

飛行機着いた時に、航空会社に申し出たら結構弁償してくれるらしいでといったら、飛行機の荷物上げ降ろしで壊れたわけちゃうねん。

ヨーロッパの道は古くからの石畳、きれいに舗装されたアスファルトではありません。
さぞかし大変な思いをしてスーツケースを押して歩いたことでしょう。

写真は?といったら、それどころちゃうわぁ~
ガラス割られたり、車ひっくりかえってるし、パンパンって乾いた音するし、ユーロスターに乗られへんかったらとものすごく不安で、…

無事に帰国し顔を見るまではほんとに心配でした。
なまじっか繋がる電話があると、中途半端に事情がわかるから余計に不安になります。

便利と引き換えに、携帯電話って罪なとこありますよね。