この前、TVのあるある大辞典で「呼吸でやせる」特集がありました。意外と息を全部吐ききっていない人が多いそうです。ちょっと腹筋も使って、吐くことに意識を置いたらやせるんだって!
パワーヨガを始めて2年目に入りました。1年前には苦しかったことが少しずつでもできるようになって、続けることの大切さを実感します。
レッスン中、先生は常にアドバイスやら注意やらを交えながら、次する体位の指示をされます。
1年前はついていくのが必死だったから聞き逃していたんだと、今になっては思いますが、いろいろ含蓄あることをいわれてます。
今日は「呼吸を観察する」という言葉が新鮮でした。
普段無意識でしている呼吸ですが、呼吸はすべての武道や修行の根幹にあります。
北斗のケンシローははぁ~と息を吐きながら経絡ヒコウを突きます。
ドラゴンボールでも、カメハメハァ~と気の塊を打ちます。
攻撃する時には気合と一緒に息を吐いています。
少林寺拳法だって、当身の5要素というのがあり、その一つに「虚実をつく」ということがあります。
ちょうどよい間合いで、急所を的確な角度で攻撃するにあたって、相手がぐっと力みなぎっている「実」の時と、息を吸う瞬間の「虚」の時では、同じ攻撃でも有効度が異なります。
ストレッチでも息を止めずに、息を吐きながらするとびっくりするほど柔軟性が増します。
ほんとに息を吐くことは不思議です。
喘息でも、気道が狭くなって息苦しくなった時に、息が吸えないとパニくったらダメなんです。
苦しいながらも、できるだけ気持ちを静めて息をそぉ~と吐くことが肝心です。
心臓も胃腸も自分の意思で動かすことはできません。
呼吸だけが、しばらくの時間であっても止めたり、早くしたり深呼吸したり、肺は内臓の中で唯一のコントロールできる器官だそうです。
それがゆえに様々な修行は呼吸、調息を大事にします。
ついつい忘れて息が上がったり、ドキドキしたり…
ここ一番は深呼吸して、自分の息は自分でコントロールできるのを忘れないようにしたいものですね。
喘息で何度か危ない目にあって、何とか生きながらえたのは、以上のことと、あと脳の関係を知ってからですが、これを書くと長くなるのでまた今度。