今回のツアー1行38名に中には、敬虔なクリスチャンがたくさんおられました。
カトリックの方の女性6,7名は、教会へ入るたびにミサなどに参加されたり、祭壇の像をみて涙ぐまれたり、ロザリオを買い求めたり・・・
お忙しいことで、ちょっと韓流ブームに群がる方々とダブってみえるミーハーさがありましたけど。
プロテスタントの方はもう少し客観的に観光されてる感じでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サンチャゴ・コンポステーラの、ロマネスク様式の最高傑作とされる「栄光の門」をくぐると聖ヤコブの柱があります。
右手に巻物を持ち、左手に杖を持った聖ヤコブが長旅の巡礼者を迎えてくれます。 巡礼者はこの柱に手をつき祈りを捧げてきたため、柱には5本指の窪みがあり、この窪みに手を合わせ頭を垂れるのが内陣に入る儀式となっているそうです。
ふざけてごめんなさい
ローマの嘘をついたら手が抜けなくなると言われるライオンの口のような穴があったので、ついはしゃいで同時に左手を入れてしまいました。
煌びやかな中央祭壇には13世紀に制作された聖ヤコブ像があります。
祭壇裏から、階段を上がり聖ヤコブ像の後ろから抱きしめることができると聞いたので、みな順番を待って上がりました。
ほんとは「聖ヤコブ像のマントに口づけすることができ、これが巡礼者の習慣となっている」、今日調べていてわかりましたが私たちは失礼なことをしてしまったかも。
祭壇左横の狭い階段を下り地下祭室へ入ることもできました。
その後9時半からのミサに、生涯で初めて参加することができました。
残念ながら撮影は許可されないので画像ありませんが、それはそれは敬虔なものでした。
3月や7月などは巡礼者でたいそう混むらしく、私たち観光者がこんなにゆっくりと見れるのはラッキーなことでした。
何万キロと歩いてきた巡礼者がごったがえすと、その汗と埃と体臭でものすごい匂いとなるため、きついめの香を天井からぶら下げた大きな香炉でブランコのように揺らせるらしい。
サンチャゴ・デ・コンポステーラについて。
聖ヤコブは元ガリシヤ湖の漁師であり、弟のヨハネと共にイエスに従った。
スペインで布教活動を行ったが、いまいちいい結果がだせなくて、エルサレムに戻るがヘロデ王に断首され十二使徒最後の殉教者となった
伝説によるとヤコブの棺は波にもまれ、エルサレムからこの地に流れ着いた。
その棺を9世紀に星に導かれた羊飼いが墓を発見し小さな教会が建てられた。
サンティアゴ・デ・コンポステラという町の名はラテン語の「Campus stellae」(星の野)または「Compositum」(墓場)に由来するとネット検索したら書かれていました。
添乗員さんにコンポステーラを問うと沼だと言われてましたけどね。
その後教会は破壊されたが、フランスからロマネスク様式が伝わると1071~1152年にかけて僧正ディエゴ・ペラエスにより再建され、その後の増改築により現在の姿となったそうです。