怖がりの人は、きっと想像力豊かすぎるんだと思います。
実際に体験したことなくても、写真やTVや映画などで見た映像が蘇り、さらにパワーアップした勝手な恐怖を心が創りあげます。
怖いと思えば思うほど、疑心暗鬼の目には、風になびく枯れ尾花も恐ろしい幽霊と映ります。
正体を知れば、なんだぁ~こんなものにおびえてたのかと拍子抜けするものです。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
幽霊は恐怖心が見させるものなのだ、という横井也有の句「化物の正体見たり枯尾花」によるものだそうです。
そうとはわかっていても、恐怖や不安って沸々と湧き上がってきますね。
昨夜TV番組で、恐怖は心が作り出す実験をしてました。
ご覧になられなかった方に、ダイジェストで。
レーサー片山右京氏に挑戦を申し出た元暴走族(ホントは右京さんとこの敏腕レーサーです)とのレースのタイム計測をするという設定です。
芸人・品川さんは、仕組まれていることを全く知らず、レース最中、助手席に座りタイムを計測しなくてはなりません。
右京さんと元暴走族役は、同じコースをドライヴィングテクニック、タイムも全く同じように走ります。
もともとレース車に同乗するなんて半端じゃない怖さでしょうが、普通なら1回目より2回目のほうが少し心が落ち着くはず。
ところが元暴走族の風体やまわりのお囃子隊によって、さらに不安をあおられて、恐怖はマックスとなります。
他人事なので笑えました。
ちなみに私は超こわがりです。