電気の差し込み口を「コンセント」といいますが、これって和製英語で、concentric plugを略したもの。
英語ではエレクトリカル・アウトレット (electrical outlet)、または単にアウトレット(outlet)と言うこともあるそうだ。
このアウトレットから派生して、アウトレット・モールに。
「出口」や「はけ口」という意味から、傷があり正規店で出せなくなったものを扱っています。
売れ残ってシーズンを外れた在庫品がほとんどで、傷のあるB級品もあり、掘り出し物を探すのも楽しみ。
今から9年前、2000年7月にアメリカ西海岸を訪れました。
ラスベガスのアウトレットモールへ行くのに、ニューヨーク・ニューヨークのホテル前から直行バスが運行されているのを利用しました。
確か往復20ドルほどで、3時間ほどの滞在時間。
「帰りのバスに乗り遅れた場合は、ご自分でタクシーでお帰り下さい。
ただし70ドルほどかかります」とおどかされ、時計が気になったものでした。
日本では1993年に埼玉県入間郡大井町(現ふじみ野市)の「アウトレットモール・リズム」が一番最初。
1995年には、家からさほど遠くなく自転車圏内で開催された花博会場近くの鶴見に「三井アウトレットパーク大阪鶴見」ができました。
当時はブロッサムと呼んでました。
上の画像、月下美人の花のイメージを表現した開閉式の屋根「ブロッサムウイング」が特徴です。
関空対岸に「りんくうプレミアムアウトレット」ができたのは御殿山と同じ2000年、ここもオープンしてすぐ見学に行きました。
その後次々と大型店の出店、増設が相次いで、日本には現在30ヶ所以上のアウトレットモールがあるようです。
御殿場店で買い物をした客は、初年度(2000年度)が570万人、
06年度、07年度が880万人、08年度が980万人と右肩上がり。
不況をものともしないアウトレット・ラッシュの裏事情には、
日本では売れ残り・キズモノB品の他に、ブランドがアウトレット用に出している商品も扱っているかららしい。
アウトレットでしか手に入らない限定品が客を呼び込んでいることも大きいそうです。