プチプラとは「プチ・プライス」の略で安い値段で買える商品のこと。
雑誌やテレビでも特集が組まれ、新聞折込チラシを見ても商品構成が変化してきているのがよく分かります。
ブランド物は素敵でも、やはり値段の高さはネックです。
プチプラはブランド志向とは正反対の立場にあります。
洋服やコスメなどのファッションアイテムにお金を掛けたくない若い層を中心に支持されています。
流行最先端のものをお買い得価格で手に入れ、普段ガンガン使って、また次の流行品へ。
ブランドにこだわることなく流行のアイテムを安く、そして数多く手にするところに魅力があり、若い世代から広まっているショッピングの方法です。
私達の若い頃は、お財布と相談しながらやっと手に入れた洋服であったり、ブランド高級バッグ。
普段使いするのはためらわれ後生大事にクローゼットに保管される。
しかし、いつの時代にも流行、はやり廃りは存在します。
何度も着用、使用しないうちに年月が流れ、
クローゼットで大事にしまっておいたつもりの高級品がいつの間にか不用品に。
フランスやイタリアのブランドショップに行列する日本人、ヴィトン商品の半分は日本人が購入すると言われていました。
しかし去年のリーマンショック以降の不況で、急激に様変わりしています。
ということは、質屋の業界でも取り扱う商品の値踏みを見直さないと対応できないということです。
時代の流れに沿って、質で扱う商品は時々刻々と変化してきました。
当店の蔵には戦後すぐに開業した初期の質台帳も保存されています。
国民服一式、鍋釜から始まり、時計貴金属、電気製品、・・・
そしてバブル以降ブランド物、IT技術の進歩とともにパソコンやデジカメなど電子機器。
今また大きな過度期です。
女子中学生や女子高生など若い女性たちの買い物のキーワード「プチプラ」
これを担保にお金を融通できないし、その中古品を買う人はないものね。