秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

乳頭温泉・ひのき酵素風呂、そして玉川温泉

2009-10-25 | 旅・北海道&東北
日曜日にぎっくり腰になって、旅立つ前日の火曜日は最悪な状態でした。
姿勢を変えるときが一番キツイ。
空港に到着するまで京阪電車とモノレールを乗り継ぐので、普段より30分は早く家をでたくらい。

1泊目は田沢湖高原温泉プラザホテル山麓荘でした。
ここは秘湯・乳頭温泉郷より直接引湯する源泉100%のかけ流し。
金属性のものは黒く酸化してしまうほど温泉成分が強いそうです。

夕刻宿に着くと夕食前にまず一風呂浴びて、予約していた「ひのき酵素風呂」へ。
檜おが屑に米ぬかなどの酵素を混ぜて発酵させた乾式温浴法です。
50~60度に上がったおが屑に埋もれて約15分。
痛かった腰の痛みがウソのように消えていきました。

寝る前と朝起床後と、合計3回温泉につかって気分は上々でした。

  …・・・…・・・…・・・…

2日目は朝8時出発、9時半ごろ玉川温泉着。
あの有名な玉川温泉です、興味しんしんでした。



玉川温泉はPH1.05と強烈に酸性度が高い。
包丁など源泉に浸けておくと一晩で刃の部分がすべて溶けてしまうそうです。

そしてラジウムが含まれていることでも有名です。
湯当たりが怖かったので、まず源泉50%の湯船にチャレンジ。
少しチクチク肌を刺すような気がしたけれど、大丈夫そうだったので座って首まで浸かりました。

ちょうどその時、湯治客の女性が歩いて前を通られました。
その全身の肌にあちこち炎症の跡のようなものを目にしてしまい、結局は数分程度も浸かっていれなかった。

でもせっかくこんなに遠くまで来たんだし、次チャンスがあるかどうかわからないので、源泉100%の湯へ。
ここは膝から少し上までの深さで30秒程度。
やはり肌を刺すのが強い。

   

玉川温泉の敷地内には、延長1キロの自然研究路があり、道路沿いにいろいろな火山伝現象を見て回ることができます。
地下から吹き出た源泉が川になって流れていて、周辺には硫黄臭が漂っています。
時間もなかったし、この硫黄臭が喘息を誘発するのも怖くて入り口あたりを少し見ただけ。

地熱による熱効果が高いため、狭い岩場の間をぬってむしろを敷き岩盤浴をおこなっている方々がたくさんおられました。
ゴザを持ちながら自分の病に最も適した場所を探し歩く湯治客の姿は玉川温泉独特の風景になっています。
  

宿泊者専用ゴザ置き場もありました。
   

温泉水も販売されています。
飲用する場合は15~20倍くらいに希釈します。
   

飲泉により直接体内に取り込むことで、胃や腸が刺激され利尿作用や食欲増進などにも効能を発揮するそうです。