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鈍感力(渡辺淳一)

2007年07月27日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

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 この本は、タイトルの通り鈍感力について書かれた本です。

 それぞれの世界で、それなりの成功をおさめた人々は、才能はもちろん、その底に、必ずいい意味での鈍感力を秘めているとのことです。まさしくその通りだと思います。大物はある意味鈍感だと思います。

 過敏な方にはぜひオススメな本です!パートナーが過敏な方であれば、ぜひそのパートナーに読ませてください!

 以下はこの本で特に面白かったポイントです!

・健康であるためにもっとも大切なことは、いつも全身の血がさらさらと流れることです。そのためには、あまりくよくよせず、他人に嫌なことをいわれても、すぐ忘れる。このいい意味での鈍さが、血の流れをスムースに保つ要因になるのです。

・一般に人類社会では、1.0から1.2くらいの視力で間に合うように、すべてのシステムが設計され、確立されています。ここに1.5の視力があったからといって、いまでは特別有利になることはほとんどありません。それどころか、見えすぎて困ることがおきています。実際、わたしの友人で、視力が1.5以上ある人がいましたが、「見えすぎて、疲れる」と嘆いていました。なにごとも、「過ぎたるは及ばざるが如し」で、見えすぎるのは精神の衛生面でもマイナスです。

・よく眠り、すっきりと起きられる。この睡眠力こそ、人間の基本的な能力そのものです。睡眠力なくして、人間が健康であり、人を愛し、仕事に専念することはできません。よく眠れること、これもまた、まぎれもなく才能なのです。

・才能のある人のまわりには、必ず褒める人がいて、次にその本人が、その褒め言葉に簡単にのる、この「図にのる、調子のよさ」はいわゆる、はしたないことではなく、その人を大きく、未来に向かって羽ばたかせる原動力となるのです。

・前向きに励ましてくれる言葉を素直に受け入れ、そのなかに溶け込んでいくことは、決して悪いことではありません。実際わたしはバーのママの「大丈夫よ、あなたは才能があるわよ」という言葉をきく度に、勇気と自信をもつことができました。ママがあれだけはっきりといってくれるのだから、俺は間違いなく才能があるんだ、と思い込めるようになりました。

・集団食中毒で回りの人がバタバタと倒れるなか、1人だけ、下痢もしなかったA君。多少の雑菌には反応しない鈍くて強い腸をもっていたA君はあきらかに勝者です。環境衛生にあまり神経質になるより、抵抗力をもった、強くて鈍い体ほど素敵なものはありません。

・女性を口説くのに焦りは禁物です。はっきりいって、女性は逃げるものなのです。たとえ相手に好感を抱いていても、一度や二度で許すことは、まずありえません。何度か会い、食事をしたり話をしながら、女性は男の誠意や其の実態を探っているのです。この人なら心を、そして体を許してもいいだろうか、ゆっくりと瀬踏みし、テストをしているのです。この手間のかかるテストにいかに耐えるか、ここで必要になるのが忍耐力です。焦らず、ゆっくりと迫っていく。この忍耐力の原動力になるのが鈍感力です。

・よく、結婚の幸せを口にしたり、老後しみじみ「あなたと一緒でよかった」などといいますが、それは長い長い忍耐を経てきた結果の、つぶやきなのです。そしてその忍耐の裏には、素敵な鈍感力が2人を支え守ってきたことを、忘れるべきではありません。

・相手が好きで、恋愛関係を続けたいと願うのなら、許す度量も必要です。なにごとも潔癖に厳しく問い詰めていったらともに息苦しくなり、2人の間は早々に崩壊してしまう。二人がいつまでも仲良く、愛し合っていくためには、ある程度相手を許して鈍くなる。この鈍感力こそ、恋愛を長続きさせる恋愛力となるのです。


<目次>
其の壱 ある才能の喪失
其の弐 叱られ続けた名医
其の参 血をさらさらと流すために
其の四 五感の鈍さ
其の五 眠れる大人
其の六 図にのる才能
其の七 鈍い腸をもった男
其の八 愛の女神を射とめるために
其の九 結婚生活を維持するために
其の十 ガンに強くなるために
其の十一 女性の強さ 其の一
其の十二 女性の強さ 其の二
其の十三 嫉妬や皮肉に感謝
其の十四 恋愛力とは?
其の十五 会社で生き抜くために
其の十六 環境適応能力
其の十七 母性愛 この偉大なる鈍感力

面白かった本まとめ(2006年)
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<今日の独り言>
 とある新聞のコラムに私の文章が載ることとなりました^_^)原稿用紙4枚程度ですが、自分の拙い文章には恥ずかしくなってしまいます・・・改めて作家の皆さまの偉大さを感じました^_^;)

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