1980~90年に活躍した女性5人組バンド「プリンセス・プリンセス」が約16年ぶりに再結成されることが5日、分かった。東日本大震災の復興支援のために、ボーカルの岸谷香(44)らオリジナルメンバー5人が今年限定で集結。3月のイベントライブに出演し、11月には自身のワンマンによるチャリティーライブを仙台と東京で行う。
「再結成してほしいバンド」のアンケートでは、常に上位にランクインする伝説のガールズバンド「プリンセス・プリンセス」が、被災者支援のために立ち上がった。
震災発生から数日後、メンバー間で「みんな大丈夫?」とメールで無事を確認し合った。数年ぶりに一斉メールで全員が連絡を取り合ったことで、復興支援のための再結成案が浮上。岸谷は「何もしないではいられないよねという話になりました。何ができるのか? どんな形でできるのか? 本当にできるのか? 何度も何度も話し合いました。でも、プリンセス・プリンセスは、『今』やらなくてはいけないのだという気持ちになったのです」と決定までの経緯を語った。メンバー間でも「絶対にないと思っていた」という再結成が実現した。
コンサートは11月3,4日に仙台サンプラザホール、同20,21,23,24日に東京・日本武道館の2か所6公演。仙台以外の東北全県でのライブも企画したが、地元の負担なども考慮し断念。東北では仙台だけで開催することとしたが、東京公演は義援金をより多く集められればと4日間と決定した。3月20日に幕張メッセで複数の歌手が出演するイベントにも出演を予定。新曲の発売は未定という。
1983年に結成したプリプリは、ガールズバンドの草分けとしてヒット曲を連発し、ミリオンセラーとなった「Diamonds(ダイアモンド)」「M」は今も根強い人気を誇る。1996年5月の解散後は岸谷(旧姓・奥居)が俳優・岸谷五朗と結婚し、ソロ歌手に。他のメンバーもソロ活動をしながら、ギターの中山加奈子(47)は作詞家、キーボードの今野登茂子(46)は作曲家、ベースの渡辺敦子(47)とドラムの富田京子(46)は音楽専門学校の講師として活躍している。
復興支援が目的のため再結成は今年限定。ファンからは継続を望む声も出そうだが、5人は「私たちとしては、ただひたすら、一生懸命やるのみです。だって、本当にできるのか正直、とても不安ですから…」と語っている。
◆プリンセス・プリンセス オーディションを経て1983年にバンド名「赤坂小町」として結成。86年に改名し、88年のアルバム「LET’S GET CRAZY」がヒット。89年の「Diamonds」がミリオンヒットとなり、カップリング曲「M」、以前に発売していた「世界でいちばん熱い夏」もヒット。ライブは13年間で160万人を動員。96年5月31日の日本武道館公演をもって解散した。
(YAHOO!ニュース)
彼らがプリプリとして本格的に活動開始した1986年は私が社会人になった年である。またザ・ブルーハーツがオリジナル・メンバーで活動開始したのも同じ年。正直言って当時はプリプリは殆んど聴かなかった。しかし改めて今聴いてみるとどの曲も聴き覚えのあるナンバーばかりで知らず知らず身体の中に刷り込まれていたようだ。ブルハが解散したのは95年、プリプリの解散はその翌年。イギリスではブリットポップ、アメリカではグランジが盛り上がった時代だった。日本のバンド・ブームのひと時代が終わった気がした。ブルハのヒロトとマーシーはハイロウズ~クロマニヨンズと留まることなくロッケンロール道を転がり続けてきたが、一旦歩みを止めたブリブリの5人が16年経った今どのようなステージを観せるのか興味深いのは私だけではないだろう。
プリプリが
拓いて来たよ
ギャルバン道
因みに私は中山加奈子押しでした。