A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

やらずにいられない気持ち~ザ・クロマニヨンズ「ACE ROCKER」

2012年01月19日 01時10分37秒 | ロッケンロール万歳!


本当は17日に観たクラシック・コンサートのレポートを書いたのだが、amazonから届いたばかりのザ・クロマニヨンズの6枚目のニュー・アルバムが期待以上に最高だったので新たに記事を書き直すことにした。

ザ・クロマニヨンズ出現が2006年だから今年6年目、1年に1作のペースでアルバムをリリースしてきた訳だ。ブルハ時代から数えると26年間ヒロトとマーシーはロッケンロール道を転がり続けてきた。ひたすら走り続けるふたりの姿は同世代の私にとって常に励みであり手本だった。彼らのライヴに行くと全てを忘れて彼らのサウンドに身を委ね共に歌い共に踊りまくる。ハイロウズの「十四歳」という曲が大好きなのだがまさにロックを聴き始めた中学時代に戻ってしまう。

「ACE ROCKER」と題されたこのアルバムはここ数年彼らがこだわり続けるモノラル録音/アナログ仕様で制作されている。♪やらずにいられない事をやるだけなんだ/ただそれだけ/他には何も 他には何も♪という彼らのロッケンロール宣言たる「他には何も」から始まり♪お星様 お星様/逃げません 僕はもう♪と約束状を叩きつける「ハル」、♪LUST FOR ROCK'N ROLL!!♪と叫ぶ「欲望ジャック」、行進曲風の「シャイニング」、歌詞のテーマがデビュー・アルバムの「土星にやさしく」を思わせる「ボッチ」と「ゴー ゲバ ゴー」そして先行シングルの2曲「ナンバーワン野郎!」と「雷雨決行」でエクスタシーに達する。イッたあとも余韻を楽しむ「49cc」、スペイン語のコーラスがユニークなマリアッチ風の「メキシコの星」まで全12曲37分。ロッケンロールはこうじゃなくっちゃ、というお手本のようなアルバム。とりわけ新しい試みをしている訳じゃないが、まるでこれがデビュー・アルバムのような初々しさに溢れた作品だ。「私は寝るたびに死に、朝起きるたびに生まれ変わるのだ」とは誰か有名人の言葉だが、ザ・クロマニヨンズもアルバムを出すたびに、ライヴのたびに生まれ変わって真っ白な状態でロッケンロールを奏でる。ヒロトがMCで「今日は最高のロッケンロール・パーティにしようぜ!」と叫ぶがまさに本心そのままの言葉なのだ。2月と5月の東京公演のチケットは押さえた。最高のロッケンロール・パーティを再び体験するのが楽しみでならない。



駆け抜けろ
ナンバーワンの
エースロッカー

「ACE ROCKER」リリースを記念して「ロッケンロー祭り」を開催したFacebook最大のロック・コミュニティー「ロックっていいね!倶楽部」はロック好きには溜まらないコミュニティーだ。FBをやってる人は一度覗いてみてはいかが?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする