4月25日にソロ・デビューしたスウェーデンの美少年ロッカーYOHIOのゲリラ・ライヴを観に行った。場所は当日まで秘密にされていたが、前日夜に本人がツイッターで新宿でやるとつぶやき、翌日午前中に新宿駅東口と発表された。この日は初夏並みの暑い一日。新宿も人出が凄かった。アルタビルの向かい側のステーションスクエアに特設ステージが設置され、ステージ前はコア・ファンの若い女の子で一杯。後ろの方から眺めたが通りがかりの年配の方や家族連れも何事かと立ち止まって見ていた。
YOHIOはCDジャケットやPV通りの白いドレス姿で登場。バックを務めるのは結成15年を誇る実力派ヴィジュアル系バンドDuel Jewel。街中のストリート・ライヴなので音量が抑えめだったが、それを置いて余りある魅惑的な演奏を披露。デビューCDのリード・トラック「SKY☆LiMiT」は振付け付きで演奏。前ブロックを占めるファンが皆振りを覚えているのが印象的だった。全3曲15分の短い演奏だったが、この日全3ステージをこなし、報道によるとのべ6000人のファンが集結したという。ローディーかマネージャーかと思っていたサングラスの強面の男性はYOHIOのお父さんだったらしい。
夜は恒例のクイーンのトリビュート・バンド、グイーンの「春のゴールデン・リサイタル2012」。結成22年になるベテランのライヴに集まった客層は40~50代のミドル・エイジ層中心で夫婦や女性同士のグループが多く会場は満員。前回の昨年秋のリサイタルのアンケートで「新しい曲ばかりやるならもう来ない」との意見があったとの反省から古い曲中心の選曲に。とはいってもマニアックな選曲だったので2・3曲しか分からなかった。そんな選曲でも大合唱が起るのだから筋金入りのクイーン・ファンばかりだったのだろう。目の前の60過ぎと思われる女性が大ノリではしゃいでいたのが面白かった。途中でセクシーな衣装の女性ダンサーが登場。目を楽しませてくれた。アンコールはさすがに超有名曲のオンパレード。2時間に亘る演奏。次回は12月8日予定、夏に大阪と名古屋をツアーするかもしれないとのこと。
外国人が日本語の曲を歌うYOHIOと日本人が海外のバンドの物真似をするグイーン、どちらもちょっと捩じれた存在のライヴを同じ日に体験出来たのは珍しいことかもしれない。
日本では
どんなことでも
起こりうる
それにしても暑い日だった。GWの初日からこれじゃ身体が持たないよ。