RINGO DEATHSTARR
PURE MOOD JAPAN TOUR 2015
New 3rdフルアルバム『ピュア・ムード』をリリースするリンゴ・デススター約2年振りとなるジャパンツアーが決定!各地サポートアクトも決定しました。
12月8日(火)東京・渋谷WOMB (Support act: Maison book girl)
OPEN 19:00/START 19:30 INFO : クリエイティブマン (TEL : 03-3499-6669)
洋楽ロックで来日したら必ず観に行くアーティスト(推し洋メン)はそれほど数はない。アヴァンギャルド系で言えばペーター・ブロッツマンやマニ・ノイマイヤー、(ジェームス・チャンスは来年のブルーノート東京はどうしようか考慮中)。ロックならばBO NINGENとディアフーフ。そして何といってもリンゴ・デススター!2013年から3年連続ライヴ参戦、しかも激推しアイドルユニット、ブクガことMaison book girlがサポートアクト!さらにさらに会場がブクガ1stワンマンの思い出の渋谷WOMBときた日にゃ、オレ得過ぎてチビりそう。整理番号100番という好ナンバーで入場し、物販でニューアルバム『PURE MOOD』のアナログ盤を買おうと思ったら、アメリカツアーで売り切れたとのこと。1st『COLOUR TRIP』のアナログ盤を購入、サイン券をゲト。しかし2500円との予想に反して3000円だったため、手持ちの現金が500円というピンチ状態に!ブクガのチェキ券(1000円)が買えない。。。。心に不安を残しながらも、最前2列目ど真ん中を確保。洋楽好きで真面目そうな若者たち(ほぼボッチ参戦)に囲まれて、誰か知り合いは来ていないかと気にしながら開演を待つ。
●Maison book girl(メゾンブックガール)
開演時間5分押しでPAからお馴染み七拍子のハンドクラップが流れ出す。自然にクラップしたくなるが、周りは全く無反応のアウェー状態。メンバー登場、近い、近過ぎる!和田輪と矢川葵と井上唯とコショージメグミが、まるでオレひとりのために演じてくれてるように錯覚しそう。一人きりなら何拍子だろうとヘドバン状態でノリまくるが、如何せんこの場は敵に囲まれた落ち武者状態、震度3程度に身体を揺らし、小振りなコールとミックスで、心の中でケチャを繰り出す。実際、大部分の観客が初めてブクガを聴いた筈。この複雑怪奇な音楽に、初見で乗るのは絶対不可能。一体何者、と訝る人も多かっただろうが、コショージの「リンゴ・デススターが好きで好きで大好きだと言い続けていたら、共演出来ることになりました。嬉しい!」という発言への共感が、波紋のように広がっていくのを感じた。
maison book girl / snow irony / MV
●RINGO DEATHSTARR(リンゴ・デススター)
前回はモトリー・クルーの曲に合わせて登場したが、今回はSEナシでおもむろにステージに現れたアレックス(b)のスレンダーボディに驚愕。八頭身、いや九頭身はありそう。ベースを構える姿は正にシューゲ海の女神。エリオット(g)もダニエル(ds)も近くで見ると結構イケメンだ。ファズり捲ったギターのウォール・オブ・サウンドに、乱れ打ち捲りドラム、そして"ボディはスレンダー、サウンドはファット"のベース。変化に乏しく一本調子な力任せの部分もあるが、逆にそれがアメリカン・ガレージロックの魅力に他ならない。レコードで聴くのとは全く違う、レア(生焼け)暴走する美女と野獣2匹の図は、国の洋邦を問わず「理想のロック」の在り方を指し示す羅針盤なのである。
Ringo Deathstarr - Guilt
好きだから
一緒にいられる
交歓会
終演後、リンゴのサインをゲトしたあとに、お金を借りようと意を決して話しかけたブクガファンの方が快くチェキ券を譲って下さり、無事にコショージと接触しサインを自慢できた。アイドルヲタの優しさに心から感謝を捧げます。