A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【えいたそ人形劇場】番外編:聖なる夜のハードコアパンク祭り

2015年12月26日 02時46分45秒 | ロッケンロール万歳!


去る11月末の日曜日、中野で開催されたレコード100円市を訪れ、何か掘り出し物はないかと漁ってみた。ジャンルもアーティストも全く分類されておらず、朝からレコードジャンキーが引っ掻き回して裏も表もバラバラなカオス状態のエサ箱には、昭和後期に大ヒットしたニューミュージックやアメリカンポップスやダンスミュージックのカスレコ/ゴミレコ二ばかり。10分程度で疲れ果て、もう辞めにしようと思った最後の段ボール箱に、見慣れないジャケットが大量に眠っていた。他のレコがジャケも盤もボロボロのジャンク状態が多いのに対し、見かけはほぼ新品、盤に至っては針を落とした形跡もない。ジャケを見れば明らかにおバカなハードコアパンクばかり。恐らくパンクマーケットの新品在庫処分品が紛れ込んだものと思われる。売れ残りが筆者の目に留まるとは、これも他生の縁、一挙にまとめて救済(購入)することにした。会計したら合計10枚で500円。閉店真際の半額割引で一枚50円の破格値で手に入れた。

しかしバーゲン直後の燃え尽き症候群で、買っただけで満足して聴くのを忘れていた。誕生日を前にして、やり残したことはないか?と尋ねられて思い出した。貴重な50円レコを聴くのに特別許可証は必要ないが、善は急げと言われる通り、聖なる夜のリスニングパーティと髑(しゃれ)込むとしよう。


●Lähdön Aika / BURN AGAIN『-split-』(2005)


フィンランド出身のハードコアバンド二組のスプリットLP。「ラハドゥン・アイカ(出力時間)」はダーク且つヘヴィなゴシックパンク。「バーン・アゲイン(再燃焼)」はツービートの典型的ハードコアだが、コバイア語みたいなフィンランド語のヴォーカルが異界的。

Lähdön Aika: Kuoleman kellot


●Nerveskade『Nerveskade』(2009)


オレゴン州ポートランド出身のノイズコア4人組。畳み掛けるツービートとギーギーガーガー言うだけのノイズギターが駆け抜ける全12曲15分勝負。

NERVESKADE (Live)


● Cauldron Black Ram『Slubberdegullion』(2010)


オーストラリアのデスメタルバンド。曲の構成はドラマチックだが、如何せんオージーらしい大味なサウンド制作者大が、何処か寂(さも)しい。

Cauldron Black Ram - The Barbaric City / Lightning Bolt


● Cut-Throat『Cut-Throat』(2005)


オレゴン州ポートランド出身のハードコアバンド。45回転片面プレス。2005年4月に来日し全国12公演のハードスケジュールをこなした(キノコホテルはもう懲り濃飛の


●Repercussions『11 Songs EP』


テキサス州出身のハードコアバンド。緩急のある展開は、一本調子のハードコア界にあっては異色かも。動画無し。  

● Crooked Hook『‎Crooked Hook』(2006)

コネチカット州ニューへイヴン出身のストーナーロックバンド。ヘヴィなファズギターのリフがカッコいい。CD付き95枚限定プレスというレア盤なのに50円とは笑っていいのか涙すべきなのか?

Crooked Hook


ハードコア
ソフトコアと
ミディアムコア


コメント
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