ぐしゃ人間 ワンマンライブ〈祝★天皇誕生~偶像陶酔地獄~〉
出演:
ぐしゃ人間
guest NECRONOMIDOL
opening act 時効国家
2015年12月23日(祝)池袋手刀
開場:18時/開演:18時半
前売:2300円/当日:2800円
学生・未成年・女性:500円
※割引の際は、身分証の提示が必要となります。
予約特典:先着100名様にぐしゃ人間特製年賀状有。
ネクロ魔の導きでダークサイドに遊んだダブダブ(WWW)ワンマンから一週間過ぎて、禁断症状が出て来た。真夜中にクトゥルフの喚び声が聴こえた気がして、魘(うな)されて汗びっしょりで目が覚めることも屢々。これはヤヴァい、いち早くネクロ魔の白塗り娘の手を握り除霊してもらわねば、とツイをググり、7年前から見たいと思っていたぐしゃ人間のワンマンにゲスト出演することを確認。天皇誕生日で休日だし、クリスマスイブイブらしいが予定ゼロで暇してるし好都合と即リプ予約した。
池袋にはアイドルイベントでたまに来るが、ライヴを観るのは2012年7月21日組原正(グンジョーガクレヨン)ソロ以来。初めての池袋手刀(CHOP)は滅多に行かない北口のピンサロ&ラブホ街にある。18時開場を待つ列に並ぶ。90%男子だがネクロ魔ヲタかぐしゃファンかは外見からは判らない。30分以上待って入場すると、開演前にメンバー自身の仕切りでネクロ魔物販をやっていた。さっそく瑳里と接触&チェキ、神秘的な瞳に魅入られて穢れた魂を浄化できたのは良かったが、魂抜かれてドリンク券を何処かへ無くしてしまった。
●時効国家
籠原帝子、ルアン、椅子、あゆ巫女(アユミコ)の4人組アイドルユニット。何とこの日がファーストライブ=建国記念日。離散集合激しいバンドならまだしも、アイドルさんの初ステージを観ることは一生のうち何度も無いので、シカとこの目に焼き付けた。振付けやフォーメーションが怪しいところもご愛嬌、 楽曲はぐしゃ人間の亀(ギター)が作っているので、アイドルソングにしてはバンドっぽい。15歳の中学生ルアンに一番オトナっぽい色気を感じた。最後の曲の百合っぽい絡みがヤヴァかった。今後に期待姿態(したい)。
●NECRONOMIDOL
ネクロ魔を対バンイベントで観るのは初めて。何でも新鮮な感覚は新規ならではの特権だろう。予想より魔ヲタは少なくて、満員の観客の多くは戸惑いの雰囲気。最初こそ多少ぎこちなかったが、ネクロ魔メンバーのステージングのエナジーに惹き込まれて、徐々に観客もヒートアップ、後半はリフト代わりにステージによじ登る場面も多々あり、極致集中型の盛り上がりとなった。空気の濃度が増すような、強力な磁場を持つパフォーマンスにネクロ魔中毒は進行するばかり。
NECRONOMIDOL 2015/10/25 Risaki Kakizaki Birthday Celebration
●ぐしゃ人間
ぐしゃ人間を知ったのは約8年前。バンド名とジャケットアート(ネクロ魔も手がけた奇想漫画家・駕籠真太郎のイラスト)から想像した通りの阿鼻叫喚サウンドに感嘆した。いつか観たいと思っていたが何故かチャンスがなかった。最近ギターの亀の別ユニット「リアル3区」が話題になり気になっていたところへ、ネクロ魔のお陰で出会えたことを邪神に感謝したい。亀は想像以上に小柄でSGギターがヤケに大きく見える。ヴォーカルのあうはPVや写真で見る通り、無垢と狂気を兼ね備えた黒衣のロリータ。ヤサグレ男子ds&bの強靭なビートに乗せて女子二人が暴れ回る。サバス風のヘヴィロック、ダンサブルなファンク、変拍子プログレ歌謡、大仰なディナーショーバラード、絶叫スラッシュコアなど曲調はバラバラで統一感がない。それを一本のぐしゃサウンドに纏めるのはあうの強烈過ぎる存在感と激烈過ぎる歌の世界。2時間ギミック無しで歌い上げた貫禄にノックアウトされた。アンコールの座談会であうと亀が実の姉妹だと聞いて、チャラン・ポ・ランタンのもも&小春姉妹を思い出した。チャランポは姉(小春)が妹(もも)にツッコミを入れるが、ぐしゃの場合は妹(あう)が姉(亀)に鬼畜対応する。姉妹の形はそれぞれだな、と思って忍び笑いを漏らした。
ぐしゃ人間 "僕の右手" (Official Music Video)
⇒怨念ロック~ぐしゃ人間「オマエノロイ」
誕生日
祝うか呪うか
池袋
結果的にはクリぼっち3DAYS初日「イブイブ」を面白可笑しく過ごすことが出来た。ネクロ魔さん、あがとりい!