「野遊びの達人Tさん」の弟さん(以下Tさん)から面白い話を聞いた。
Tさん、実は鳥が好きなのだという。
どれぐらい好きかというと、傷ついたスズメを拾ってきて、名前をつけて、家で育てるほど。
おぢなら傷ついたおねーちゃんでさえ、一晩やさしくするのがやっと。
二晩はムリ。
そんなTさん、最近まで毎朝、北大構内を散歩していた。
で、中央ローンの人なつっこいカモがたいそうお気に入りだった。
そんでもって、勝手に名前をつけた。
一羽は、佐藤でも鈴木でも良かったけど、なんとなく「山本君」
いつも靴ヒモに咬みつくのは「靴ヒモ君」
ほっぺたに釣り針が引っかかっておったので「釣り針君」
餌をやるもんだから、どれもこれも、すっかりなついていたそうな。
で、この北大構内散歩には、やはり散歩好きでカモ好きのお仲間が居るそうだ。
ある日の早朝、その人がオヨヨの光景を目撃。
「山本君」「靴ヒモ君」「釣り針君」の3羽が、まさに袋に入れて持ち去られようとしていたのだ。
で、そのお仲間、「こりゃぁ、何やってんだぁ!!」と叫んだそうな。
留学生とおぼしきその男、あわてふためきカモを置いて逃げ去ったという。
カモは危うくピンチを逃れた。
おぢも以前、中央ローンのカモの話を書いたが、そん時の昼食は「カモ南」であった。
単なる連想じゃ。
ところが、見る人が見れば、確かにあれは“食材”。
しかもすっかり人に慣れておるゆえ、「高級食材がいとも簡単に手に入る」と考えても不思議はない。
留学生はたぶんアジア系。
「山本君」はカモ鍋寸前から「奇跡の生還」したにちがいない。
中国では、犬はごく一般的な食材とかで、英国の愛犬家から大ひんしゅくだそうだ。
わがニッポン国でも、きょうびお犬さまにはとっても優しい人ばかり。
犬を「食べるなどもってのほか」状態だ。
おぢが子供のころ、当時の大人はこんな話をしておった。
「一しろ、二あか、三くろ、四ブチだわなぁ~」
これ、美味い犬の順番だとか。
つまりは白い犬が一番美味くて、ブチは最後。
戦中か戦後か、よう分からんが、どうやらニッポン人もけっこう食しておったのじゃ。
ブタが良くて犬はダメ、牛は良くてクジラはダメ、野菜はいいけど肉はダメ。
こういうのが、よくわからん。
人間おぎゃ~と生まれたからにゃ、何か食わんと生きていけん。
元々「まぁなんて罪な生き物かしら」状態、これが良くて、あれがダメなんてこたぁあるはずない。
ただし、ちゃんと感謝して食すのが正しい、と思うのじゃ。
一度でいいから、英国人に「脂がたっぷりのった白犬」を新種の豚とか言って食わせてみたい。
食べた後、ネタをバラせば、目を白黒、いや目を青赤にでもするんかいなぁ~
Tさん、実は鳥が好きなのだという。
どれぐらい好きかというと、傷ついたスズメを拾ってきて、名前をつけて、家で育てるほど。
おぢなら傷ついたおねーちゃんでさえ、一晩やさしくするのがやっと。
二晩はムリ。
そんなTさん、最近まで毎朝、北大構内を散歩していた。
で、中央ローンの人なつっこいカモがたいそうお気に入りだった。
そんでもって、勝手に名前をつけた。
一羽は、佐藤でも鈴木でも良かったけど、なんとなく「山本君」
いつも靴ヒモに咬みつくのは「靴ヒモ君」
ほっぺたに釣り針が引っかかっておったので「釣り針君」
餌をやるもんだから、どれもこれも、すっかりなついていたそうな。
で、この北大構内散歩には、やはり散歩好きでカモ好きのお仲間が居るそうだ。
ある日の早朝、その人がオヨヨの光景を目撃。
「山本君」「靴ヒモ君」「釣り針君」の3羽が、まさに袋に入れて持ち去られようとしていたのだ。
で、そのお仲間、「こりゃぁ、何やってんだぁ!!」と叫んだそうな。
留学生とおぼしきその男、あわてふためきカモを置いて逃げ去ったという。
カモは危うくピンチを逃れた。
おぢも以前、中央ローンのカモの話を書いたが、そん時の昼食は「カモ南」であった。
単なる連想じゃ。
ところが、見る人が見れば、確かにあれは“食材”。
しかもすっかり人に慣れておるゆえ、「高級食材がいとも簡単に手に入る」と考えても不思議はない。
留学生はたぶんアジア系。
「山本君」はカモ鍋寸前から「奇跡の生還」したにちがいない。
中国では、犬はごく一般的な食材とかで、英国の愛犬家から大ひんしゅくだそうだ。
わがニッポン国でも、きょうびお犬さまにはとっても優しい人ばかり。
犬を「食べるなどもってのほか」状態だ。
おぢが子供のころ、当時の大人はこんな話をしておった。
「一しろ、二あか、三くろ、四ブチだわなぁ~」
これ、美味い犬の順番だとか。
つまりは白い犬が一番美味くて、ブチは最後。
戦中か戦後か、よう分からんが、どうやらニッポン人もけっこう食しておったのじゃ。
ブタが良くて犬はダメ、牛は良くてクジラはダメ、野菜はいいけど肉はダメ。
こういうのが、よくわからん。
人間おぎゃ~と生まれたからにゃ、何か食わんと生きていけん。
元々「まぁなんて罪な生き物かしら」状態、これが良くて、あれがダメなんてこたぁあるはずない。
ただし、ちゃんと感謝して食すのが正しい、と思うのじゃ。
一度でいいから、英国人に「脂がたっぷりのった白犬」を新種の豚とか言って食わせてみたい。
食べた後、ネタをバラせば、目を白黒、いや目を青赤にでもするんかいなぁ~