おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

いよいよ夏?

2005年07月12日 | Weblog
札幌は、ようやく夏らしい日となった。
とはいえ、やたら蒸し暑い。
こりゃ北海道の夏とはちゃう。
本州の梅雨だね。
どさん子にはとっても不快。
さわやか北海道は、「いずこへ~」。
これ、わかるのは関西人ね。

サマータイム実験中ゆえ、早々と退社し街を散策しながら、いつもの“福鳥”へ。
途中、大通公園をブラブラ。
3丁目の隅に「石川啄木の碑」がある。
生まれも育ちも札幌のおぢでさえ、見過ごす地味なたたずまい。
ほとんど誰も気づかんね、観光客も。
建立は昭和56年だから、おぢが青春だったころ。

碑文はこうだ。
「しんとして 幅広き道の秋の夜の とうきびの焼くる匂いよ」。
啄木が釧路にいく途中、札幌に寄って詠んだ有名なやつ。たぶん。
これまた、クンクン、とうきびの焼ける匂いがしちゃうので、とてもよい。
とうきび屋台がすぐそばにあるわけだし…

碑の裏には「建立者御芳名」があった。
筆頭は、いまはなき「北海道拓殖銀行」。
ほかは、いまホテルオークラとなっておる「ホテルアルファ・サッポロ」などなど。
ある意味、「つわものどもが夢のあと」。

で、しみじみしながら、ウダウダ。
大通公園のあちこちでは、ビヤガーデンの準備が進んでおった。
まもなく、大通公園は「ビール公園」と化す。
でも、ミュンヘンのオクトーバーフェストにはとうていかなわん。

あれは、千人収容規模のテントが10以上も建って、朝から街中ビール、ビールの大騒ぎ状態。
救急車がゲロゲロオヤジを朝から運んでおった。
死人もたいそう出る。
ビール好きは一度訪れるとよい。

ちいとぬるく感じる本場ビールがうんまいのだ。