おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「こち亀」

2005年07月11日 | Weblog
きょうもグズグズした空模様。
どうにも気分がすぐれん。
もっと夏らしくしてほしいもんだが、どもならん。

なんかバカバカしい話でもないかと思っておったら、あったね。
「マンガ『こち亀』1億冊突破で両さん、浅草で石碑に」のニュース。
おもろいじゃん!!
ようはマンガの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の「両津さん」の石碑ができるのだという。
発行する集英社が浅草に建てるのだ。
ノー天気で大変よろしい。

この手のイベントで思い出されるのが「力石徹の葬儀」だ。
力石徹は、マンガ「あしたのジョー」の主役ジョーの敵役。
これが誌上で死んだってんで、大騒ぎ。
60年代後半のことだね。

あやしい記憶をたどれば、詩人で劇団・天井桟敷を主宰しておった、かの寺山修二氏が葬儀を演出したはず。
考えてみれば、あ然、呆然の出来事。
なんせマンガの脇役の葬儀なのだ。
しかもテレビ、新聞、雑誌までもが大きく取り上げた。

そういえば、日航機「よど号」をハイジャックした赤軍は「われわれはあしたのジョーである」とかなんとか言っておった。
9.11や今回のロンドン爆破からみりゃ、百倍はのどかだ。
もっとも、その後の「拉致事件」とこのハイジャック犯との関係が明らかになって、いまは「のどか」とはとっても言えん事態ではあるけれど…

「両津さん」の石碑は、8月6日浅草神社に建立されるという。
碑文にはこう書かれる。

「友情はいつも宝物」。
集英社を、ほめてやろう。