民主党は「年金保険料流用禁止法案」を、7日からの臨時国会に再提出することを決めたそうだ。
前にも書いたけど、参院選直前に強行採決された法案では、我々の掛け金は今後も年金官僚にいいように使われることになっておった。
つまり、グリーンピアに代わって、これからは「年金広報センター」だとか「年金教育財団」などがボコボコできて、ここに相も変わらず天下りできるはずだった。
おまけに庁舎もつくるし、アルバイトの人件費も我々の掛け金から支払うことができるのでござった。
そんなデタラメはもう許せん。
で、民主党としては、「ほら、僕たちが勝つとザル法がすぐに直せますよ」ってアピールじゃ。
考えてみれば、民主党がそう偉そうに言うもんでもない。
当たり前のことが、やっと当たり前になるってだけじゃ。
まぁ、メデタシメデタシじゃけどね。
この再提出法案には、自民党の中からも賛成する意見が出るじゃろね。
これにそっぽ向いたら間近に迫っておる総選挙で自分が落選する。
ちゃんと国民のほう見てないと、おのれの首が飛ぶってことじゃ。
さらには、
日銀総裁、会計検査院検査官など、国会の同意が必要な人事が自民党の思いどおりにはならなくなる。
官僚OBが占めてきたこれら人事は、民主党の反対で通りませぬ。
日銀生え抜きで、インサイダー疑惑の福井俊彦総裁には退場いただくとして、次も財務省からの天下りはできませぬ。
「竹中の日銀総裁」って話もアジャパー。
これからは自民と民主が、きっちりすり合わせしなきゃ、これら人事はままなりませぬ。
ちょっとは健全になるね。
政府提案の人事に国会が同意しなかった例としては、1951年に電波監理委員会委員を任命する人事が参院で否決された例があるだけだ、そうだ。
ってことは、50年以上自民党と官僚が好き放題の人事してたってことで、民主党大勝の効果は、早くも出始めておる。
「小さなことからコツコツと」変化は起きてくるのじゃ。
まことにケッコー。
ところで、安倍ぼっちゃんは、きょう「今回も派閥推薦受けぬ」として「挙党一致内閣」を拒否。
今回も自分で閣僚を決めるのだそうだ。
「お友だち内閣」の次は、一体何って名前の内閣じゃろか?
このままだと、自民党最後の内閣になるだろうから、日本史に残るかもしらんね。
いえいえ、誰が閣僚になっても、次の選挙まで数ヶ月の命。
それであっても「泥船の乗組員」に成りたい人はいるんじゃろかねぇ~
安倍改造内閣の顔ぶれが楽しみじゃ。