かつて、野菜や果物を売る店を八百屋と呼びました。
いまは○○スーパーとか、××商店とか言って、八百屋とは言わなくなりました。
魚屋は鮮魚店となって、電気屋は家電量販店。
職業には、もちろん貴賎などありませんし、時代に応じてその呼び方も変化してますです。
どう変化しておるかというと、たいては、その職業にたずさわる人々が不快にならない呼び方に変わっておる。
かつて「株屋」という言い方がありましたけど、いま株式にたずさわるお方を株屋などとは決して申しませんです。
「株屋」には、株取引を揶揄する響きがありまする。
東証の社長が怒るのも無理はありません。
株取引にたずさわる方々にとっては、不愉快な言われ方でござります。
過日、麻生さんは株屋と発言し、関係者から総スカンを食ってます。
国が国民の税金を使ってまで、「株価対策」をしなきゃならん、って状況なのに…
麻生のお殿様は、「下々の皆さん」のお仕事をどう考えておるのでしょうかね。
あまりに恥知らずな発言に口あんぐりでござります。
ちなみに、かつて麻生さんは、支持者を集めた集会で「下々の皆さん!!」と呼びかけたことがあるそうな。
支持者の方々もあまりに哀れじゃ。
おぢなら「てめぇになんぞ、言われたかねぇ!!」と卵のひとつでも顔めがけて放り投げるところですがね。
そのお殿様のきのうの記者会見、見ましたぁ?
プロンプター使ってましたね。
フリガナ振ってある原稿を、きちんと読むために用意したんでしょうなぁ。
なにせ、漢字は読めない、ひらがなも書けないんだもの。
このプロンプターを使うのは、細川護熙以来か?
ある週刊誌に書いてましたけど、広告代理店が総理に付いたのだとか。
しゃべる言葉があまりに酷いってことで、メディア対策を始めたのだそうだ。
第一弾、小沢秘書逮捕。
第二弾、定額給付金という名の究極の買収活動。
第三弾、1000円高速道路。
第四弾、メディア対策。
…ってことで、いよいよ選挙なのでしょうかね。
ったく、権力を握るってことは、容易には権力を離しません、「ありとあらゆることをやります」ってことなのですなぁ。
執念とか執着ってものを感じまする。
それでも、その甲斐あってか、支持率が上がっておるのだそうだ。
離島や寒村で、1万2千円もらってうれしそうなお年寄りの映像見ると、さもありなん、って気がいたします。
国民を小ばかにしたやり口ですけど、いっそのこと、ひとり10万円も配ればよかったのに。
確実に選挙で勝てますです。
それも、あまりに悲しいけどねぇ…
辞めない小沢一郎も含めて、「政治家の品格」ってのが問われてます。