おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

海外旅行なんぞ当面ムリ!!

2016年07月03日 | Weblog

 

午前5時36分の気温はプラス16度。

雨は止んでまいりましたが、強い風が吹いておる。

ご当地は、午前中の降水確率30%で、午後から20%というから徐々にお天気は回復する気配だ。

せっかくの週末でしたが、お天気には恵まれなかったようです。

そんな雨降りのきのう、お近くの小規模校「樺山小学校」で恒例の新緑祭が開かれましたです。

雨にたたられて、いつもはグラウンドで行なわれる各種催しが小さな体育館や狭い教室での開催となりました。

写真の体育館には、元気な子どもや大人たちがごっちゃり集まった。

八丈島出身子どもが太鼓の演奏を披露しておりました。

移住してきたのかなぁ???

いずれにせよ体育館は蒸し暑く、おぢ夫婦はそこそこに退散。外に張ってあるテントで、焼きそばにグリーンカレーなどいただいて帰りましたです。

見知ったお年寄りの顔も少なく、若い父母らを見るにつけ、世代交代しておるのだなぁ~としみじみしたりも。

また相変わらず欧米系外国人とその子どもたちも多い。

いつものように外国人父母も大勢参加し、地域と学校がしっかり結びついた年に一度の楽しい催しでした。

しかし聞くところによると、人口減少に歯止めのかからない町ゆえ、学校の統廃合の動きもあるそうですわ。

小さな学校だけど、ハーフやクオーターの子どもたちが溢れるなど国際色が豊かで、しかも地域の人々が長く支えてきたこの学校を、この先も「町の文化」と位置づけ、今後も継続していけるといいのですがね。

札幌のような大都市でも「小規模特認校」という、生徒数20人程度の有明小、盤渓小など何校かがある。

こうした学校が存続する趣旨は以下の通りじゃ。

「本市の周辺部に位置し、自然環境に恵まれた小規模の小学校や中学校で、心身の健康増進を図り、体力づくりを目指すとともに、自然にふれる中で、豊かな人間性を培いたいという保護者の希望がある場合に、一定の条件のもとに、これを認めるものです」

こうした例も参考に、地域と共に歩んできた樺山小学校が、今後も続いていくことを望むばかりのおぢなのでした。

さて

バングラディッシュの首都ダッカで起きた人質事件で、7人ものニッポン人が殺害されておるとか。

計20人が亡くなったというから3分の1が邦人ということになる。

イスラム国の犯行とみられる事件に、多数のニッポン人が巻き込まれたのです。

そもそもバングラディッシュは親日的な国なのだそうな。

さらには事件現場となったレストランも、現地富裕層や外交官や海外駐在員が住むところだというから、普段は治安のいいところなのでしょう。

あえてこういう場所を狙ったテロだから始末に悪い。

イスラム国を名乗る連中のやり口、まことに卑劣です。

「なんとかせねばなん」と各国政府はいうものの、じゃ実際どうすりゃいいのか、目先方策や対策などはありません。

イラク国内でにおける戦闘では、イスラム国の勢力は衰えておるという。

そこはそのうち決着がつくのかしらん。

だけど、世界のあちらこちらで、「オレはいまからイスラム国を名乗ってテロを起こす」ってことがあるわけで、これではどもこもならん。

根底にあるのは、格差や貧困なのだろう。

旧ソ連の社会主義体制が崩壊したり、ベルリンの壁がなくなったりと、東西冷戦が終焉してからというもの、資本主義は行き過ぎ、やり過ぎ感がある。

アメリカでは中流階級ってもんが消滅。

「1億総中流」といわれたニッポンも、中流家庭が減っていまは格差が拡大中だ。

日銀黒田総裁は、失業者が減って雇用者の所得が増えたとして「日本では所得格差の拡大は起こっていない」という。

しかし実際には、ニッポンの労働市場では非正規雇用がさらに増え、年収200万円以下のワーキングプアーが年間20万人ほど増えておると、週刊文春でジャーナリストの・森岡英樹さんは指摘しておる。

派遣などの非正規雇用をしっかり社員化しないと中流は育たない。

イスラム国を巡る問題の根底にあるのは格差の拡大、貧富の差。

そしてニッポン国内でも似たような状況が進行中ってことになる。

そんなこんな、ニッポンも世界も、明るい方向に進んでいるとは思えずどんよりした気分になってくる。

海外旅行なんぞ、とても怖くて行けない時代になったねぇ、とハニーさんとの会話も湿ってくるジメッとした夏の朝。

元気が出ませんなぁ、、、