午前7時の気温はプラス12度。
昨夜から断続的に降り続く雨は、いまも降ったり止んだりだ。
雲が低く垂れ込め、近くのニセコアンヌプリも雲に隠れる薄暗い朝なのでござる。
おまけに風もある。
そんなことで昨夜からストーブをほやほや燃やしております。
寒いからと、すぐにストーブに火を入れて、半袖Tシャツの軽装で過ごすあたりが、いかにも北海道民でござる。
冬も半袖Tシャツ姿でストーブ前に陣取り、アイスクリームを食べながらテレビ見ておるのが正当な道産子なのです!!
ところで、
先日ビールが値上げされましたです。
おぢは発泡酒や第3のビールはほとんど呑みません。
一口目のビールのうまさは、発泡酒や第3のビールでは到底味わえない。
もっとも、3口目あたりからは、なにがなんだか、どれを呑んでも一緒だとは、自分もよく知っておるわけですけどね。
今回、なんでビールの値段が上がったかというと、「酒税法の改正」で安売りが禁止されたためでござる。
安倍政権は、小さな「酒の小売店」を守るためにビールを値上げしたらしいのです。
スーパーなど大手量販店に対抗して生き残ってきた小さな酒店、この酒税法改正で助かるのか???
こういう店は、すでに高級な日本酒やワインなどに特化して、量販店と住み分けし生き残ってきた。
いまさらビールを値上げしたところで、小さな酒屋に大きな好影響があるとは思えません。
それよりそもそも、自由主義経済、市場経済を基本とするニッポン国で、競争原理を止めるって、なんじゃらほい?
資本主義経済を肯定的にみておるおぢには、さっぱり理解ができません。
「政府がモノの値段を規制する」ことを、世間では「統制経済」と申します。
自由競争とは相いれない「統制経済」は、太平洋戦争中のニッポンで行われておりました。
小売店が自由にモノの値段を決めるのではなく、政府が値段を決めるのです。
国家社会主義を目指す安倍さんらしい、気持ちの悪い経済政策だ。
考えてみれば、春闘もここ数年、本来は労使間の話し合い決めるはずの春闘に政府が介入。
「官制春闘」と呼ばれておる。
この官制春闘については、日経新聞も「好循環はつくれない」と大批判しておりまする。
社会主義国の中国や北朝鮮みたいなもんで、政府が民間の賃金決定に大きくかかわるのは、まことに不自然でござる。
その一方、今回の加計学園の獣医学部については、あやふやな根拠を元に獣医学部を設立しようしておる。
設立根拠があやふやなもんだから、「岩盤規制の突破」だと、都合が悪くなるとここでは規制緩和、自由主義経済を標榜する。
ビールの値段や官制春闘など「統制経済」に突き進むのが安倍政権だ。
しかし、不都合なところでは「岩盤規制」の排除だと、いきなり自由経済になる。
どうにもこうにも、この総理は信用ができない!!
…と申しておきましょう。