ちょうど午前5時。
雨降り。
きょう1日、こんなお天気らしく、最高気温も25度の予想だ。
サッパリ夏らしくないきょうこのごろです。
さて、
世間はすっかりパリ五輪だ。
勝ったり、負けたり、負けたりのニッポンですが、いまどきはすさまじい“情報戦”なのだと、ふむふむしております。
サッカー男子対マリ戦のことだ。
後半のアディショナルタイム、ニッポンのハンドでPKを獲得したマリだった。
ですがニッポン分析班はコースを読み切っていたというのだ。
「GK陣3人と浜野GKコーチらで行うミーティングで、相手の蹴る方向や特長を研究。分析班は、各選手の所属リーグでのPKまで分析していた」とサンスポが伝えております。
そして「浜野コーチがベンチの前に立ち、サインを送って飛ぶ方向を指示」したというのだ。
「本当に細かいところの積み重ねが結果に出た」とGK小久保さんは言った。
いまどきは、選手のPKまで事前にしっかり分析して準備する情報戦の時代だった。
そこまでやるのかと、感心しきりだった。
そういえば、敗れた阿部詩さんのお相手、ケルディヨロワ(ウズベキスタン)さんは金メダルに輝いた。
このケルディヨロワ選手、今年来日して全日本合宿に参加した際には、詩さんからの乱取りの誘いを断っていたという。
手の内を知られたくなかったのでしょう。
この時点で情報戦だったし、相手の警戒感も半端ない。
阿部詩さんについては、動きをビデオ撮影するなど周到に情報収集していたと想像できる。
孫氏の兵法「敵を知り己を知れば、百戦して危うからず」ってことで、敵を知りつくして試合に臨んだってことか?
その一方、手の内を知られないようにしたケルディヨロワ選手の執念が、詩さんを凌駕したってことですかね!?
もっとも、ケルディヨロワ選手には2度の“かけ逃げ”があって、3度目もあってあれは反則負けだったとする説もある。
この手の判定、ややこしいったらありゃしない。
そんなこんな「敵に勝つ、相手に勝つ」って、容易なことではないのだと、しみじみさせられるパリ五輪なのでした。