グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

椿の乙女たち

2009年06月01日 | 今日の大島
今日大島には愛知県の刈谷市から中学校の修学旅行の皆さんが来られています。
20人ぐらいずつ民宿に泊まるのですがその中の一軒であるM荘さんにお邪魔して折紙の椿をみんなで折って来ました。
さすが中学生の方は空間認識力が良いし覚えが早いと思いました(優秀な方がそろっていたのかも)

この時間は“ふれあいタイム”と言うことで各宿のオリジナルだそうです。他の宿はどんなことをしているのでしょうか少し気になります。
中学生の方からは大きな模造紙4枚もの 刈谷市紹介の力作を持参いただきました。(わたしが頂いた物ではないのですが、しっかり見せていただきました。)


椿は大島のシンボルフラワーです。家に帰ってからこの折紙で話が弾むといいですね。
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昨日のバードウォッチング

2009年06月01日 | ツアー
昨日は温泉ホテルに宿泊されていたお客様2名をご案内して鳥見をしました。
場所はホテルのつつじ園です。
雨は降らなくても霧がでるのでは・・・と心配していた天気は上々。
ちょっと歩くと暑いくらいの陽気でした。

まず初めに出たのはホオジロ君。
ホテルの玄関を出てすぐです。
元気にさえずっているので間違いなくオスです。
かなり離れたオオバエゴノキの梢にとまっていましたが、お客様も貸し出した双眼鏡で可愛らしい姿を捉えることができました。

さらに歩いていくと今度はアオスジアゲハのお出迎えです。
大島では一番目にするアゲハではないでしょうか?
忙しくコゴメウツギの蜜を吸っていました。
なかなかじっとしていてくれないのですが、ちょっと離れたところにいるこういう昆虫を双眼鏡で覗くと楽しいのです。

つつじ園の中に入るとメジロとホオジロ、ウグイスのさえずりの中にホトトギスとシジュウカラの声も聴こえてきます。
はるばるやってきたホトトギスの声は本当に初夏を思わせます。

オオシマザクラにとまっているホオジロをスコープに入れてじっくり見たり、さえずるメジロをなんとか見つけようとしているときでした。

離れた場所からオオルリの声が聴こえてきました。

双眼鏡で探すとすぐに見つかりました。
これはなんとしてもスコープに入れなければ!!
あの美しい瑠璃色をぜひとも見ていただきたい・・・
気合が入ります。

オオルリやホオジロは気に入った場所(ソング・ポストと言います)でかなり長い時間さえずることが多いので、スコープには入れやすい鳥だと思います。

このオオルリもバッチリ入りました。
さっそく見ていただきます。
真っ白なお腹と瑠璃色の背中のコントラストが鮮やかで感嘆の声が上がります。

このあとこのオオルリはさらに我々の近くに飛んできてくれました。
しかも歌うこと歌うこと!!
大サービスです。

うれしいですね。

そしてしばらく歌ったあと、木々の中に姿を消しました。

そのあと園内を歩いて鳥を探しました。
ホオジロとメジロとウグイスの声はよく聴こえてきます。
終わりかけたオオシマツツジにマルハナバチの仲間がたくさん訪れていました。
優しい翅の音です。

空を見上げるとアマツバメも飛んでいました。
昨日は2羽でしたが、ときに大群になって賑やかに鳴き交わすことがあります。

アワフキムシの仲間を泡から出して(ゴメンね!)双眼鏡ルーペで見たりもしました。
オオシマザクラの切り株にオカダトカゲがいるのも発見しました。

1時間という短い時間でしたがお客様に楽しいひとときを提供できていたらいいなと思いました。
「双眼鏡を買おうかな?」と仰っていたのが印象に残っています。
ぜひ!!

その他に見ることができた鳥は、キジ、トビ、スズメ、ツバメ、ハシブトガラスでした。

初夏の鳥は種類は少ないですが密度は濃いです。
特にメジロ、ウグイス、ホオジロ。
あとキジとコジュケイ。
今はこの5種がうるさいくらいに鳴いています(ちょっと大げさ?)

写真は昨日のオオルリではなく、4月29日に別の場所で撮影したものです。
枝被りですが・・・(汗)


 がんま
コメント (2)
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