グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

親子

2009年06月13日 | 
今朝の牧場で、ホオジロの親子に出会いました。

大島には一年中たくさんいます。
見かけない日はありません。

「チチッ、チチッ」という可愛らしい鳴き声(地鳴き)と、ちょっと文章にするには難しい綺麗なさえずりでその存在がすぐにわかります。
さえずりは「源平つつじ白つつじ」とか「一筆啓上仕り候 いっぴつけいじょうつかまつりそうろう」はたまた「札幌ラーメン味噌ラーメン」と聞きなしされたりします。

聞きなしとは鳥の鳴き声を人間の言葉に置き換えたものです。
ホトトギスの「特許許可局」やコジュケイの「チョットコイ」が有名ですね。

さて、この親子はあまりに「チチッ、チチッ、チチッ、チチッ」と賑やかだったのでなんか変だな~と気付いたのです。
繁みに目をこらすと3羽の巣立ったばかりと思えるホオジロがいました。

なんて可愛い!!

表情もどこかあどけなく、クチバシがまだ本当に黄色いです。
ついさっき、巣を飛び出してきました!これが世界というものか!と言っているようないないような(笑)

私との距離は3~4メートルといったところでしょうか。
しかし親鳥はまったく気にせず繁みに子供たちを待たせてせっせとエサを運んでいます。
イモムシやバッタなどを5分と空けずに咥えてきます。
この牧場、どんだけ虫がいんだか・・・。

見ていて気が付きましたが、エサを運んでいるのはオス親だけです。
メス親の姿がないのです。
確かホオジロは雌雄で子育てをするはず・・・なにかあったのでしょうか。

3羽のヒナたちはどれも同じくらいに成長しているようでした。
これから親鳥に付いていろいろなことを学ぶのでしょう。
厳しい自然界で1羽でも多く生き延びて行って欲しいです。




   


   がんま
コメント
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