グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

毎回個性的。

2015年01月04日 | ツアー
ここ2日間、またまた資料作りで室内引きこもりの生活です。

「天気も良いし、どこか歩きたいなぁ」と思いつつ、資料を作り始めると止まらない・・・そして止まらないわりに進まない(笑)。

で、外に出ていないので、少しだけ昨年の大晦日ツアーの報告をば。

2014年の最後の日は、晴天&強風という、大島の冬らしい天気でした。
火口からの噴気が真横に流れ・・・

かぶっているヘルメットも浮き上がってしまうほどでした。

で、ヘルメットで凧上げができるのではないかと思い、チャレンジしてみましたが・・・

なかなか思うようにはいきませんでした(笑)。

ところでツアーは、参加されるお客様の個性によって毎回ちがうものになります。
この日のお客様は生物の先生でした。

なので避難壕の中も、もれなく観察。

そして火口周辺で、このような状態の鳥の羽を発見した時には・・・


草むらで鳥の骨のパーツを探し始め、


「これが頭の骨です。」とか・・・


「これは背骨と羽の付け根部分」とか・・・

どんどん見つけて教えてくれます。
大学時代は動物の解剖をやっていたとのこと。

そして「これは目玉にあたる部分です。よく煮魚でもこういうところ、ありますよね?」と、小枝の先に半透明な球状のものを引っかけて、見せてくれました。

なかなか綺麗で、ちょっとビックリしました。
このまま丹念にパーツを探したら、博物館などにある骨格標本が作れそうです!

それにしても、どうして解剖を勉強していた生物の先生のツアーで、鳥の死体が出てくるのでしょうか?こういうタイミングってなんだか不思議な気持ちがします。・・・もしや、三原山からのプレゼント?(笑)

お客様が鳥の名前を気にされていたので、うちの鳥担当の願法に聞いたところ「オオミズナギドリではないか?」とのことでした。空を飛んでいるときに、誰かに襲われたのでしょうか?それとも病気?いやいや、もしかしたら地上で休憩しようとして襲われたとか?

さて、鳥の骨探しで盛り上がった後は、裏砂漠に立ち寄り大地に寝転びました。
そのときの写真です。

仰向けになったまま、頭を後ろに向けて撮ってみました(笑)。
すごく気分が良かったですよ~。

太陽の光が差し込む、明るい森も歩きました。




イルミネーションのような椿の森で、キラキラ輝く椿の花や葉を撮りました。


地面の上のツバキの芽生えにも、光が当たっていました!

なんだか嬉しかったです。
頑張れ、ヤブ椿!

おまけ。
今日の夕日です。

風も弱く、雲一つない空で・・・波頭が赤く染まるのに見とれました。

大島らしい風景を、今年もいっぱい見つけて楽しみたいです。

(カナ)


コメント
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