グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

南紀熊野ジオパーク訪問・その1

2015年06月16日 | 火山・ジオパーク
6月いっぱいは時間に余裕があるので、2週にわたって火山合宿をすることを決め、昨日、南紀熊野ジオパークに入りました。

昨日は、現地ガイドのNさんに熊野古道、那智の滝、橋杭岩を案内してもらいました。会話も風景もとても楽しかったのですが、今日はもうすでに頭がもうろうとしてしまい・・・少しだけ印象に残ったことを紹介します。

紀伊勝浦駅
待ち合わせのため、はじめてこの駅に降り立ちました。
駅を降りてすぐに驚いたのは、マグロを食べさせてくれる店が多いこと。

マグロ丼、マグロカツ、そして・・・

マグロうどん!!

海岸にある無料の足湯にも、店の壁にもマグロが描かれていました。

足がマグロに食べられる~!(笑)
・・・1時間半ほど1人で時間を過ごしたのですが、マグロの町の風景が楽しかったです。

熊野古道の石畳
ガイドのNさんに「一番お勧めの景色」に連れて行ってもらいました。
熊野古道の中の「大門坂」と呼ばれるあたりです。

地元の石が敷き詰められた参道が、とてもステキですが、さらに・・・

平安時代の衣装を着て、若い女性が歩いていました!(貸し衣装の店があるとのこと)
一瞬、時代が後戻りしたような感覚を味わいました。

那智大滝
昨日大量の雨が降ったとのことで、滝はいつもよりもずっと水量が多く、迫力のある風景が楽しめると教えてもらいました。

確かに水が勢いよく落下しています。

わき出る水を1杯飲むと10年寿命がのびると言われているそうで・・・

私も、30年ほど寿命を伸ばしておきました(笑)

「あそこ、しぶきが立っていますよね。いつもはこんな状態ではないのですよ」

・・・そう言われると、目の前の景色が、特別なものに思えました。

熊野那智大社の大クス
樹齢800年と言われる巨大なクスノキ。

あまりの巨大さに驚いていたら「この位置から撮るのが一番好きなんです」とNさん。

こうやって写真を撮る時のお勧めの位置、歴史、その他たくさんのことを教えてもらいました。
さらに、この地域に昔から歌い継がれてきた歌も、歌ってくれます。

ガイドさんって素晴らしい~!

ところで熊野には巨木が多く、夫婦杉と呼ばれるこんな大きなものも・・・


夫婦杉の葉の間から一瞬太陽が輝いた時には「熊野へようこそ」と言われているような気もしました。


橋杭岩
夕方近く、あこがれの「橋杭岩」に連れて行ってもらいました。

この海面からつきだした様々な形の岩は、1500万年~1400万年ほどまえに地下から上がってきたマグマの残骸です。

周囲よりも固かったために、荒波にもまれつつもこのような形での残ったようです。
でも津波はかなり大変だったようで・・・

手前に転がっているのは、津波で運ばれたものと考えられているようです。

900m続くと言われる橋杭岩。

過去の激しい火山活動や、その後の波との戦いを経て、今の形になっているのですよね。
カッコいいです~!

ところで、今回ガイドをしてくれたNさんとは、半日で様々なことを語りあいました。

「知識よりも、何かが心に残るようなガイドをしたいですよね」と意気投合しました。

楽しかった~!
Nさん、ありがとうございました!

(カナ)

コメント
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