南紀熊野ジオパークの旅2日目は、FBでつながりのある南紀熊野ジオパークの皆さん、JGCの中川さんと一緒に、嶋津観光協会のツアーに参加しました。
嶋津観光協会は日本一小さな観光協会。平成23年に観光協会を立ち上げて数日後、台風12号の土砂災害で村の多くの家屋や畑に被害が出て、住んでいた家も床上浸水。その状態から復活し活動を続けています。
(嶋津観光協会のHPはこちらhttp://shimadu.iinaa.net)
歩き始める前に、観光協会の平野さんから場所やコース、地域の歴史などの説明がありました。
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川と森に囲まれたこの地域では、山の木材を切り出し、筏を組んで下流に運ぶ「筏師」が何人もいて、平野さんのおじいさんも筏師だったのだそうです。
まずは河原を渡って、『嶋津の森』へ。
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1852年の洪水によって集落が流出した後は無人だったという『嶋津の森』
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4年前の台風では森の一部が流失。内部に土砂や流木・ゴミが流れ込むなど大きな被害がでたそうです。
住居跡の石垣や、巨木、ちょっと笑える風景などを見ながら・・・
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短時間の森散策を終え、再び河原へ。
河原にある木の台は、土砂災害後の復興の過程で、さだまさしのコンサート(500人も集まったそう)をした時のものとのことで・・・
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JGCの中川さんがすかさず台に上がり、ギターを弾くジェスチャーをしていました!
そして長方形に並べられた石の真ん中で、ブルーシートにくるまれたものの中身は?
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お手製の顔出し看板!
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もしも山に上がっても景色が見られないときのために・・・と作ってくれたようです。
すごい~!!
じつは、なんで石を並べて長方形を作っているのかの理由がとても面白かったのですが、この『理由』はぜひ、現地を訪ねて聞いてみてください。(どうしても気になって眠れない方は、コメントください~笑)
河原の次に、嶋津観光協会を訪ねました。
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歩いて数分の距離の間に、次々に面白い話が出てきてビックリです。
(家の周辺だけで満足度の高いツアーができそう)
そしてここが「日本一小さな観光協会」
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観光協会会長の『銀次郎』
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なんだかとっても楽しくて、なかなか山へ登れません(笑)
1時間以上、平地で遊んでから登山開始。
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植林された杉の木の森を登っていくと・・・
突然、手作り看板が出てきました。
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今いる場所は7000万年前は海の底?
・・・シンプルでわかりやすくて、衝撃的な看板でした!
そしてさらに・・・
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ますます衝撃的(笑)
で、みんなで5400万年を、またいでみようということになりました。
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そして森の中の仕掛けは、看板だけではありませんでした。
平野さんから筏師の仕事ぶりや苦労を聞いて当時のことを思いめぐらしていると・・・平野さんが突然ヤブの中から何かを取り出しました。
出てきたのは筏をこぐのに使う道具でした。
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長さの違うものを、水位にあわせて使い分けるようです。
手作りのイカのかぶり物が何を表しているかは・・・ご想像にお任せします(笑)
平野さんは森を歩きながら「筏をこぐのは命がけの仕事だったけれど、高収入が得られた。下流からは4日かけて歩いて帰ってきた。木を切り出す人、平地を運ぶ人、筏を組んで下流に運ぶ人に分かれていた」などを、教えてくれました。
目の前の森の景色が7000万年前から数10年前、そして現在へと続いてきたものであることが感じられて、本当に「時空を超えて」旅をしているような気分になりました。
山の急斜面にはロープが用意され、滑りやすいところは毎回注意を促してくれました。
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ロープは今回のツアーのために、新しく張ってくれたそうです(感謝)
時々休憩を取りながら・・・
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アップダウンを何度か繰り返し・・・
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ついに目的地までやって来ました!
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この眺め、最高です!
バンザイ地球~!
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下山中も色々教えてもらいましたが、あまりにも長くなるので省略します(笑)
安全への気配り、ステキな演出、そしてユーモアに、すっかり嶋津観光協会ファンになった私でした。
災害を経て活動を続けてきた嶋津観光協会の『思い』が、You Tubeにあがっています。
https://www.youtube.com/watch?v=eNQ1deOJh7w
とてもステキな映像なので、お時間のある方はぜひご覧ください~。
(カナ)
嶋津観光協会は日本一小さな観光協会。平成23年に観光協会を立ち上げて数日後、台風12号の土砂災害で村の多くの家屋や畑に被害が出て、住んでいた家も床上浸水。その状態から復活し活動を続けています。
(嶋津観光協会のHPはこちらhttp://shimadu.iinaa.net)
歩き始める前に、観光協会の平野さんから場所やコース、地域の歴史などの説明がありました。
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川と森に囲まれたこの地域では、山の木材を切り出し、筏を組んで下流に運ぶ「筏師」が何人もいて、平野さんのおじいさんも筏師だったのだそうです。
まずは河原を渡って、『嶋津の森』へ。
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1852年の洪水によって集落が流出した後は無人だったという『嶋津の森』
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4年前の台風では森の一部が流失。内部に土砂や流木・ゴミが流れ込むなど大きな被害がでたそうです。
住居跡の石垣や、巨木、ちょっと笑える風景などを見ながら・・・
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短時間の森散策を終え、再び河原へ。
河原にある木の台は、土砂災害後の復興の過程で、さだまさしのコンサート(500人も集まったそう)をした時のものとのことで・・・
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JGCの中川さんがすかさず台に上がり、ギターを弾くジェスチャーをしていました!
そして長方形に並べられた石の真ん中で、ブルーシートにくるまれたものの中身は?
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お手製の顔出し看板!
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もしも山に上がっても景色が見られないときのために・・・と作ってくれたようです。
すごい~!!
じつは、なんで石を並べて長方形を作っているのかの理由がとても面白かったのですが、この『理由』はぜひ、現地を訪ねて聞いてみてください。(どうしても気になって眠れない方は、コメントください~笑)
河原の次に、嶋津観光協会を訪ねました。
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歩いて数分の距離の間に、次々に面白い話が出てきてビックリです。
(家の周辺だけで満足度の高いツアーができそう)
そしてここが「日本一小さな観光協会」
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観光協会会長の『銀次郎』
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なんだかとっても楽しくて、なかなか山へ登れません(笑)
1時間以上、平地で遊んでから登山開始。
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植林された杉の木の森を登っていくと・・・
突然、手作り看板が出てきました。
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今いる場所は7000万年前は海の底?
・・・シンプルでわかりやすくて、衝撃的な看板でした!
そしてさらに・・・
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ますます衝撃的(笑)
で、みんなで5400万年を、またいでみようということになりました。
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そして森の中の仕掛けは、看板だけではありませんでした。
平野さんから筏師の仕事ぶりや苦労を聞いて当時のことを思いめぐらしていると・・・平野さんが突然ヤブの中から何かを取り出しました。
出てきたのは筏をこぐのに使う道具でした。
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長さの違うものを、水位にあわせて使い分けるようです。
手作りのイカのかぶり物が何を表しているかは・・・ご想像にお任せします(笑)
平野さんは森を歩きながら「筏をこぐのは命がけの仕事だったけれど、高収入が得られた。下流からは4日かけて歩いて帰ってきた。木を切り出す人、平地を運ぶ人、筏を組んで下流に運ぶ人に分かれていた」などを、教えてくれました。
目の前の森の景色が7000万年前から数10年前、そして現在へと続いてきたものであることが感じられて、本当に「時空を超えて」旅をしているような気分になりました。
山の急斜面にはロープが用意され、滑りやすいところは毎回注意を促してくれました。
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ロープは今回のツアーのために、新しく張ってくれたそうです(感謝)
時々休憩を取りながら・・・
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アップダウンを何度か繰り返し・・・
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ついに目的地までやって来ました!
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この眺め、最高です!
バンザイ地球~!
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下山中も色々教えてもらいましたが、あまりにも長くなるので省略します(笑)
安全への気配り、ステキな演出、そしてユーモアに、すっかり嶋津観光協会ファンになった私でした。
災害を経て活動を続けてきた嶋津観光協会の『思い』が、You Tubeにあがっています。
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とてもステキな映像なので、お時間のある方はぜひご覧ください~。
(カナ)