グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

4回目のジオツアー

2015年06月21日 | ツアー
毎年恒例となったG大学ダイビングクラブ「ネプチューン」の合宿2日目のジオツアーは、今年で4回目。今日は14名の学生さんが、参加してくれました。

天気予報が雨だったこと、風は弱いこと、三原山や樹海はすでに行っていること・・・などから、傘を持って歩く距離の短い裏砂漠や砂の浜、地層大切断面を見に行くことにしました。

道中、大きなスダジイの根と記念撮影。

「すげえ!」「カッコいい!」

根の回りのフカフカな火山灰にも触ってもらいました。
指がズブズブめり込む火山灰層の手触りにも、驚きの声があがっていました。

さて、裏砂漠はギリギリセーフな状態で、我々を迎えてくれました。

雲はどんどん迫って来ていましたが・・・

過去の噴火が作った大きな穴(カルデラ)の全貌を見ることもできたし・・・


カルデラ壁に斜めに積もった火山灰の感触を楽しむこともできました!

「フカフカで面白い~!」と嬉しそう。

広大な景色の中を駆け下ったり・・・


岩の上に立ったり


皆でポーズを決めたり・・・


黒と白と緑の世界で遊びました。


打ち上げ花火のようなシマヤマブキショウマも、花の盛りを迎えつつありました。

季節はどんどん巡っていくなぁ・・・。

『砂の浜』で、新しい試みをしてみました。
それは、海でジオフードを食すこと!、

波浮港展望所の売店で「クサヤを食べてみたい」という学生さんの言葉で思いつきました。
若い火山島の歴史の中で生まれたクサヤと、海水を利用して作った塩・・・で作った飴!

「うまい!」と口々に言いながら、クサヤを食べる学生さん達。

直後に「塩飴ください~」というリクエストもありましたけれど(笑)

砂浜には大きな「NEPTUNE」の文字を、足で踏みながら刻みました。

文字が完成に近づいたころ、1人の女子学生が座って何かを作りはじめました。

「何作っているんですか?」と、見に行ってビックリ!

ひゃあ~、すごくリアルな人の顔!

「○○に似てるんじゃない?」
そして似ていると言われた学生さんが、自分のメガネを提供。

あっという間に首や鎖骨も完成しました!

波打ち際にこんな人の顔があったら、ここに来た人がビックリするだろうなぁ・・・

これを作った学生さんは、美術の先生になるための勉強をしているそう。
とっても納得しました~。

この後、皆で「大島で何の授業ができるか?」について話していました。
みんなが大島の素材を生かして、色々な授業をしに来てくれたらいいなぁ・・・。

最後に地層大切断面で集合写真を撮りました。

ジオツアー参加3回目のS君は「最後に見られて良かった!」と嬉しそうでした。

みんな、今年もありがとう~!

(カナ)

コメント (2)
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