goo blog サービス終了のお知らせ 

グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

これがごちそう!

2016年03月15日 | ツアー
今日、静岡県の土屋副知事と県職員の皆さんが“伊豆大島ジオパーク”の視察に来島されました。
12時大島着、16時10分発の『大島滞在4時間』ツアー。

時間内でできる限り伊豆大島ジオパークを伝えたいし、何より楽しんでいただきたくて、かなり盛り沢山なスケジュールをたてました。

車の運転手を事務局の船木さん、説明を私が担当し、
車中で伊豆大島の今までのジオパーク活動を資料をもとに紹介。

温泉ホテル駐車場でシマシマの地層に触りながら、大島の成り立ちを、
展望台で裏砂漠、30年前の割れ目火口、火山観測機器を説明。

その後、海の向こうの伊豆半島を鑑賞。
(写真ボケててスミマセン(^_^;)

皆さん伊豆大島は初めてとのことで、大室山と富士山がセットで見える風景を楽しまれていました。

山頂はスッキリ晴れて、溶岩の流れた筋がクッキリ見えていました。

「生きてる火山ですね」の一言が嬉しかったです。

副知事は『燃えなかった神社の謎』や『島中に残る神津島の火山灰の謎』に何のヒントもなく即座に解答!(全て正解でした!)

さて、御神火茶屋の山頂ジオパーク展で展示物を紹介した後、「バーチャルジオツアー」で三原山の風景とジオパーク活動を紹介しました。

プレゼン資料を昨日の夕方~夜中過ぎにかけて作成したのですが、昔の写真まで見直したら、静岡県(伊豆半島や富士山)が写った写真がいっぱい見つかったので、お見せしました。

『避難壕の中から見える伊豆半島』や…


『三原神社越しの富士山』


『南アルプスジオパーク事務局のFさんに食べられそうな富士山!』

そして…

『伊豆半島の下田に夕陽が沈んでいく風景』

資料を作っていて「これだけ、伊豆半島は私たちの身近なんだなぁ」と感じました。

さて、室内のバーチャルジオツアーを終えて、元町に向かって流れた30年前の溶岩へ。

土砂崩れの後の植生回復の様子を、見ていただきました。

続いて砂防ダム。

ここは皆さん、とても興味を示されていました。

土砂崩れ現場の復旧工事の様子はジオパーク事務局・船木さんが説明。


次に火山博物館へ行きました。

「火山がどうやってできるのかがわからない。プレートの動きを説明した方が良いのではないか?」とご指摘いただきました。

展示パネルにある伊豆半島の温泉の写真の前では、この温泉を掘り当てた時のエピソードを教えてもらいました。



地層大切断面前で、新しく発売されたバウムクーヘンで立ったままティータイム。

ここで副知事が一言。
「これが、ご地層(ちそう)だ!」

うま~い!(ひたすら感心)

この後、塩の製造工場『海の精』を見学。
理想の塩作りを続けてきた海の精の皆さんは、いつも見学をこころよく受け入れてくれますが、今日はさらにお土産をたくさん用意して待っていてくれました。(ありがとうございました!)

最後の5分で、岡田港の中を散策してツアーは終了しました。

副知事の「近くのジオパークを見たい」という希望で、実現した今回のツアー。

「伊豆半島も伊豆大島も富士山もフィリピン海プレート仲間だから、共通の物語で一緒に何かやりたいね」とみんなで話し合いました。

短い時間でしたが、色々なお話ができてとても楽しかったです。

ご来島いただき、ありがとうございました!

(カナ)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする