グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

日本ジオパーク伊豆半島大会報告 その1

2016年10月11日 | 火山・ジオパーク
昨日〜今日、表題の大会に参加するため沼津に来ました。

連休の後片付けを全て柳場にまかせ(^_^; 船に飛び乗って会場に到着したのは午後3時過ぎ。
ちょうど首長セッションが始まったところでした。

壇上にずらりと並んだ各オパークの市長、町長に「他の選択肢ではなく、なぜジオパークを選んだのか?」の質問。

事前アンケートで既にある程度の回答が集まっていたようですが、改めて問われました。

その中で、印象的だった言葉を書き留めてみました。

○火山噴火の火砕流で被害が出た。火山都市国際会議を行ったが、それを一過性にしないため。
○合併した地域の一体感を高めるため。
○人口減少問題で住民の自信がなくなっていくのを阻止したい。
○教育、観光、地域振興、防災などの既存事業が一体的に進められるから。
○見慣れた山が何故できたのか、知ると愛おしくなる。知ることが愛着や誇りにつながる。ジオパークは新規事業、物の見方、考え方が新しくて面白い。
○自分たちの住む場所がどうやってできたか?人がどうやって火山とつきあってきたか?足元を見て地域を活性化したい。

「世界遺産、エコパークなどの認定も受けている地域は、本当は何がしたいのか?2つ持っているからと言って利益が2倍になるわけではない」という指摘もありました。

ユネスコの正式プログラムになった世界ジオパーク。日本ジオパークはユネスコのプログラムではないけれど、ユネスコの目指すことから大きくはずれることはできないとのことです。


ジオパークがネットワークであることの意義についても、問いかけがありました。


首長セッションの後は1時間ちょっと分科会を行い、ポスターセッションコアタイム。
伊豆大島からは、ガイド養成講座についてと…


ジオパーク研究会の活動について、報告しました。

少ない文字数や「?」をめくると回答が現れるポスターは「楽しいしわかりやすい!」と評判良かったです。(ポスターは皆で集まってアイデア出して、それをジオパーク推進委員会の事務局がかわいく仕上げてくれたもの)

今年の全国大会は、ジオ研メンバーが11人参加したのですが、あんこ衣装を着て、椿の折り紙を配ってと「おもてなし」精神で奮闘していました(^▽^)

ちなみにジオ研事務局のTさんと私は、ジオ研でそろえた水色のヘルメットをかぶって頑張りました。(いえ頑張ったと言っても…私は、ただ周りで行き交う人と話していただけですが(^_^;)

ジオパーク研究会は会員主催で、月に一度の勉強会を3年以上続けていて、会員もジワジワ増加中です。


会場にはジオ生け花のコーナーもありました。


こちらは箱根ジオパークを表現したものだそうです。


そして、こちらが伊豆大島。

三原山が噴火していて神社も空港滑走路もあって、椿油とアンコさんがいたので感動しました!
島の中の穴はもしや…波浮港がまだ火口湖だった頃の再現?
伊豆大島を丁寧に表現していただけて嬉しかったです(^_^)

そして夜の大交流会では、各地のジオパークで活躍する皆さんと再会できました。
年に一度しか会えない人もいっぱいいて、こちらもとても嬉しかったです。
あまりに人が多くて、全然会えなかった人もいましたけれど…(T-T)

最後に各地のガイドが集合して、記念写真!

2次会でも今後の方針をマジメに話あっていたら、あっという間に時が過ぎました。

全国に仲間がいて皆で考え続けていけるジオパークって、面白いなぁ〜と思います。
今回再会できたガイドさんの地元には、もっとたくさんの、頑張っているガイドさんの存在があるわけなので…。

ガイド分科会については、また後日報告します!

(カナ)
コメント
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